浅瀬スズメダイ調査
10月2日(木) 天気:快晴 気温:24度 水温:25度 透明度:10m
3日ぶりの海となりました。
今日は心配してゲストをお断りしたのに、台風は南に反れウネリなし!
でも、どこのお店も同じようにお断りしていたようで、見ている限りでは2軒しかボートが出てませんでした。
そろそろ海に入らないと干からびそうだったので、ビーチに行ってきました。
目的はスズメダイです。
まずは水深50cmにいるネズスズメダイ。
ずいぶんと育ってられました。
前はもっとブルーのラインが太く輝いていたのに、なんだかくすんでしまいました。
でも、大きくなったからでしょうか、少し撮りやすくなってました。
この子が一番大きな子で、サイズは3cm弱ありましたが、まだまだ小さくてブルーのラインが美しい1cmくらいの子も見れました。
全部で3個体。いつまで見れるかな?
このスズメダイは、なんだか分からない。
只今調べ中です。
イチモンスズメダイの成魚に変化する段階のものなのかな?
先日の写真ですが、この子はイチモンスズメダイです。
同じ2cmくらいの両者ですが、オレンジがはっきりしたキレイな色の子もいれば、黒っぽい子もいるのかな?
分からんようになってきた。
他には、フチドリ、セダカ、メガネが見れ、スズメダイ以外ではツバメウオの幼魚のペア、オビテンスモドキの幼魚、アンコウウバウオなんかが見れました。
最大水深2m、潜水時間120分でした。笑
あぁ~、さすがに最後は冷えたわい!
☆10月3日 追記☆
上記のイチモンスズメダイと思われるものと、イチモンスズメダイの写真を研究者の先生に送って教えて頂きました。
すると、黒っぽいのも同じくイチモンスズメダイでした。
やはり、成魚への成長段階ということです。
ここまでは、ほぼ予想通りです。
ではなぜ、同じような大きさなのに成魚の色になっている個体と、綺麗な幼魚のままの個体がいるのは??
尋ねたところ……、『イチモンやミヤコキセンのオレンジの幼魚ですが、成魚への斑紋変化は同種の大きい個体(強い個体)からのプレッシャーと関係あるようで、周囲になわばりを争う大きな個体がいない場合、かなり小さな段階で成魚の斑紋に変化することがあります。逆に、周囲に成魚がたくさんいるような状態だと、弱い個体はサイズは成魚でも斑紋は幼魚のままということもあります』
だそうです。
僕が観察しているオレンジハウス前ビーチのイチモンスズメダイは、体長5cmほどになっているほぼ成魚のものもいます。
問題の2cm以下の黒い個体とオレンジの個体ですが、黒い子は2割ほどで、オレンジの子は8割という感じになります。
オレンジの子の中に黒が一匹いるところもあるのですが、その子だけは周囲のプレッシャーを受けていないことになるんかな??
今回教えて頂いたのは、神奈川県立生命の星・地球博物館 瀬能 宏先生でした。
すぐに返信を下さって、丁寧に教えてくれました。
スッキリしたけど、また新たな疑問が湧いてきました。
また観察に行ってみようと思います。
いくら2mと言え、
よくエアがもちますね。
まさか長いシュノーケル使ってたとか?? 笑