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凪な一日

4月30日(月) 天気:快晴 気温:22度 水温:18~20度 透明度:5~15m
GW3日目にしてやっと凪になりました。
気温も高かったので、エキジット後も裸で大丈夫でしたよ。
いやぁ~、夏ですねぇ。
1本目:サンビラ
砂地をじっくり攻めてきました。
泥砂を好む他のポイントではあまり見れないカスリハゼやクサハゼ。
他にはササハゼ、オトメハゼ、ハナハゼなどハゼたっぷりでした。
また新たな所でタツノイトコ、そしてクロイシモチの群れてる場所も発見しました。
その他、ヨコスジイシモチ、オドリカクレエビなど。
そう言えばアオリイカはどこへやら?まったく産卵現場に立ち会えません。
早く産卵シーンに立ち会いたいのに…。
2本目:備前
西のアザハタの根のクロホシイシモチが数を増しています。
一見クロホシイシモチだけの群れに見えますが、中にはキンメモドキもいるし、タカサゴ、マアジだって混ざってます。
そこの中心にいるアザハタ。貫禄ありますよ。
産卵期にのみ見られるというカワハギのオス同士のケンカが面白いですよ。
だってお互いのしっぽを追いかけあうようにクルクル回りながら上昇していくんですよ!?
『まるでラブラブなカップルに見える!』
ですが、お互いオスなんです。みなさんもその眼で確かめて下さい。
面白いですよ。笑
タイミングが合えばきっと産卵シーンにも立ち会えると思いますので、この時期のカワハギの動きには要チェックです。
3本目:グラスワールド
前半はずっと頭上をキビナゴの群れが流れていました。
そんな下で、カゴカキダイの群れやアカヒメジの群れを見たり。
スリバチカイメンの影でちょろちょろと泳ぐアマミスズメダイの幼魚がたまらなく可愛かったです。
グラスワールド 人気者のジョーフィッシュ

ピカチュウウミウシ×2、ジャパニーズピグミーシーホース、ヒオドシユビウミウシなども見られました。
さてさて、明日は午後から南西の風が強い予報ですので、午前中2ダイブで潜ってきます!


いい凪ですわ~。から一転して…

4月29日(日) 天気:快晴 気温:22度 水温:19~20度 透明度:5~10m
いい凪でした~!
『昨日は風がすごかったんですよ~』
なんて、今日から来られたゲストと朝しゃべっていたんですが、あれよあれよと言ううちに、正午頃からまた昨日と同じような強い西風が吹き始めました。
今日は3本潜ったんですが、3本目はなかなか揺れましたよ~。
明日も午後から強い西風が吹く予報。
『もうやめてくれ~』涙
1本目:備前
昨日よりも少し透明度がダウンしていましたが、それ以外はコンディション良好です。
根の上ではムレハタタデダイの群れが何百匹と群れ、南国を思わせます。
キビナゴも多く、僕らの頭上に川ができているみたいでした。
ジャパニーズピグミーシーホースはシャッターを切る瞬間になると、スルリと背中を向けたり、はたまた泳ぎ始めたりと、撮るのにみなさん苦戦してました。
備前 ジャパピグ

その他、サキシマミノウミウシ、オランウータンクラブなど。
2本目:サンビラ
今日はアオリイカ来てないだろうか!?
期待して向かいましたが、今日も産卵した卵しか見られませんでした。
砂地ではミルに住んでいるタツノイトコのペアを見たり、ムラサキハナギンチャクに住むオドリカクレエビ。
サンビラならではの泥砂を好むカスリハゼやクサハゼもいつものように見られました。
一つ気になるハゼがいた!写真がないのでなんとも言えないですが、次回に期待しましょう。
サンビラ クサハゼ0429

そしてそして、遊泳中のムレサキウミコチョウに出会いました。
サンビラ面白いですよ。
3本目:住埼
透明度5m…。久々にこんなに濁ってましたよ。
アオスジテンジクダイ、カゴカキダイの群れ、アマミスズメダイの群れのいつもの面々。
ずいぶん前から見れているスミレナガハナダイを久々に見に行くと、ずいぶん成長していました。
キンギョハナダイと違い、明らかに一匹だけ黄色が強いのでとても目立ってます。
イソコンペイトウガニ、イソバナガニ、ヒロウミウシなどなどでした。
そうそう、今日放送された『鉄腕ダッシュ』で串本が映ってましたね。
『郷土料理を探そう!?』だったかな?
そんな名前の企画で、僕も大好きな「めの寿司」が対象になってました。
「めの寿司」は、わかめに似た海藻を、正式には『ヒロメ』という名前のもので(僕はアントクメなんだと思ってた)、湯がいて醤油、砂糖などで味付けし、酢飯に巻いて食べます。
これがまた絶品なんですよ。
リーダーの城嶋さん、料理人の神田川さんが来てたみたいです。
会いたかったよ~。涙


GW突入~!

4月28日(土) 天気:快晴 気温:21度 水温:19~20度 透明度:15m
さぁて!今日からゴールデンウィーク突入で~す!
天気は快晴で良し!ですが、海は強い西風の影響で波立っていました。
しかしながら、エントリーしてしまえば何も問題なく、透明度もまずまずと良かったですよ。
明日には波も落ち着いてくる予報ですので、最高の連休になるといいですね。
1本目:グラスワールド
ピカチュウウミウシ、ジャパニーズピグミーシーホース×2、オランウータンクラブといつもの人気者たちがお出迎え。
そして、今回は見れなかったですが、ジョーフィッシュがもう口内保育をしているそうです。
口の中いっぱいに卵を咥えたなんとも微笑ましい姿を見たかったもんです。
アオリイカも産卵シーズンに入っていますので、泳いでいる途中に3ハイほど見れました。
そしていつものカゴカキダイの群れ、アカヒメジの群れなどを見に行くと、その先にはテングダイの姿が!しかも5匹も!!
テングダイは外洋の深場などではちらちら見かけますが、グラスワールドで見たのは初めてのことです。
こんな14~15mの所にも現れるんですね。
2本目:備前
ハゼを見に行ってきました。
ヒレナガネジリンボウ、ヤシャハゼのペア、ホタテツノハゼ属の一種3。
ホタテツノハゼは残念ながら巣穴から出てこず。
後でお客さんの写真を見て気づいたんですが、ヤシャハゼの優雅な背びれが、何者かによって食べられたのか、ヒレが途中で切れてしまってました。涙
ちょっとかわいそう。
カシワハナダイ、イトヒキベラの求愛、ムレハタタテダイなどが楽しませてくれました。
さて、明日はどんな出会いが待っているのでしょうか?


アオリイカの産卵始まる

4月22日(日) 天気:くもり 気温:22度 水温:19~20度 透明度:10~15m
予報通り波の高い一日でした!
ポイントに移動中の船も楽しめたよ~。笑
揺れすぎてっ。
1本目:サンビラ
久々にサンビラにエントリーです。
先日、アオリイカの産卵床が設置されたということだったので、今年の産卵はどうなのかな~?っと期待して向かいました。
産卵床がかすかに見える距離に入ったので、ここからは超スローな泳ぎで近づきます。
『アオリイカが産卵に来てたらできるだけ驚かすような事はしたくないもんね!』
で、結果は……。産卵には来てませんでした。
しかし!しっかりと卵がありました~!!
数はけっこう多く、まだ産んで間もないくらいの卵もありましたよ。
今年もアオリイカの産卵時期がやってきました!
去年はほとんど見れなかったので、今年こそはイカ達の有志しっかりと見たいと思っています。
アオリイカの産卵が見たい方はぜひリクエスト下さい!
他にも色々と生物が豊富でした。
タツノイトコのペア、オオモンカエルアンコウ、オランウータンクラブ、オドリカクレエビ。
やっぱサンビラはおもしろいですね~。
2本目:グラスワールド
ジャパニーズピグミーシーホースが見たい!とのリクエストを頂いてましたのですが、まずはぶらぶらと寄り道。
中には串本に初めて潜るというお客様もいましたので、スリバチカイメン、カゴカキダイ、アカヒメジなどいつも見れてる普通種を楽しんできました。
グラスワールド カゴカギダイの一緒に

しばらくして目的地に付き捜索。
今日は一匹だけでしたが確認できたので、まぁ良しでしょう!
他には、コイボウミウシ、ホラガイ、ハナゴイの群れ、ムレサキウミコチョウなどが楽しませてくれました。
ゴールデンウィークの予約状況です。
5月4、5日の2日間は満席となっていますが、それ以外の日程はまだ空きがありますので、みなさま串本に遊びに来てね~!


『ジャパピグフィーバーじゃ!!』

4月15日(日) 天気:晴れ 気温:19度 水温:19度 透明度:7~15m
お天気も良く!海もベタ凪!と最高のコンディションの中ファンダイブに行ってきました。
水中は春濁りの影響か、ちょっとスッキリしない透明度でしたが、水温はもう19度!今年は暖かいですよ~。
このまま水温が変わらなければ、ゴールデンウィークに串本に来られる方はウエットで大丈夫ではないでしょうか。もちろん個人差はありますが。
ちなみに、僕はもうロクハンに素足フィンですよ。
1本目:備前
水温も上がってきており、ホタテツノハゼが巣穴から出ているとの情報だったので、久々に会いに行ってきました。
そして、ヒレナガネジリンボウ……いない。
ヤシャハゼ………いない。
これならホタテもいないだろうな……と思いきや、以前とは少しだけズレた場所で見つかりました。
相変わらずの肝っ玉でカメラを15cm手前まで寄せても眉一つ動かしません。あっ、眉はないか。笑
備前 久々のホタテツノハゼ

まぁ冗談はさておき、他の子はタイミング悪く?巣穴から出ておらずでしたが、お目当てのホタテに会えて大満足でした。
終盤になりアンカー近くで以前のジャパニーズピグミーシーホースを探していたら、今日は2固体見つかりました。
しかも、その内一匹は2cm近くあるかなりデカイやつ!!
こりゃあこの近辺にわんさかいるに違いない!!と確信したのでありました。
2本目:グラスワールド
エントリーの瞬間からキビナゴの群れに囲まれ、東の根へ。
実は串本の他ショップのガイド陣は、みなここでジャパニーズピグミーシーホースを見てる。というので、僕も探してみました。
情報をくれたところを丹念に探したんですが、見つからず。
諦めて反対側の根を探したら……2固体見つかりました。
グラスワールド ジャパニーズピグミーシーホース

噂ではこの近辺に5固体はいるそうなので、いや、もっといるでしょうが、1ダイブで1~2匹見れたら十分なので、みなそれ以上探さないんでしょうね。
まぁしかし、今の串本は『ジャパピグフィーバーじゃ!!』
です。笑
今日は1本目で気になったのが、カワハギの産卵が近づいてる!という前兆が見られたのと、ダテハゼも二匹で何やらヒレを広げたりと、求愛か?と思わせるような怪しい行動が見られました。
もちろん、メタリックブルーがとても美しいイトヒキベラの雄の婚姻色なんかも各地で見られました。
串本の魚たちは恋の季節なんだなぁと感じましたよ。


SAKURA

4月9日(月)天気:晴れ 気温:19度
今日は海とは関係の無いお話ですが、毎年恒例の古座川町の「佐田の桜」を見に行ってきました。
ここを見ないと春が来ない!!と僕は勝手に思っています。笑
日本最大の淡水魚と言われているイトウの目撃情報がある(ほんとうか??)この七川ダムを背に、ソメンヨシノが見事に咲いていました。
今日は風が少しあったので、散った桜の花びらが車の中まで入ってきました。
今年も春が来たんだな~。
佐田の桜2佐田の桜3佐田の桜

GWの予約もボチボチ入ってます!まだ空きがありますので、予定が未定の方はぜひ串本に遊びに来てください~!


透明度回復!水温20度突入~!!

4月1日(日)天気:くもり 気温:23度 水温:19~20度 透明度:10~15m
前日の天気予報では荒れ模様だったのですが、早い時間に強い雨風が通過してくれたので問題なくエントリーできました。
透明度はあまり期待していませんでしたが、以外にもずいぶん回復しており、若干底揺れを感じましたが気持ち良くダイビングができました。
1本目:住崎
昨日見れたイロカエルアンコウですが、今日も同じ岩にいました。
そう言えばこの子、去年の4月頃に見られていた子ではないかと思い始めました。
去年発見した場所からは極めて近いし、配色も同じ。もしかしたらずっとこの周辺にいたのかも分かりませんね。
まぁしかしこの魚はすぐに色を変えることができるとも聞きますが。。。
参考までに去年4月の画像と、昨日の画像を並べてみました。
発見時のイロカエルアンコウ 約2cm現在のイロカエルアンコウ

昨日撮った写真右の方が小さく写っていますが、クリックして頂けると、なんだか幼さが無くなっているのが分かると思います。
今の大きさが約4cm。ということは1年で2cmしか成長しないのか??
もっと成長するものだと思っていましたが。やっぱ別固体なのかな?
『ん~、気になります』
こんなことを気にしていても、一緒に潜っているお客さんは気になりませんね。ゴメンナサイ。
他にはピカチュウ、アジアコショウダイ、ムチカラマツエビ、オオガラスハゼ(産卵した卵も見られました)などが見れました。
2本目:グラスワールド
久々にアンカーから西側へ行ってきました。
そしてこれまた久しぶりの黄色いジョーフィッシュとも遊んできましたよ。
西側では、串本の水中景色を物語るようなスリバチカイメンとカゴカキダイの群れ。アカヒメジもずいぶん群れています。
イトヒキベラはもう青いギラギラの婚姻色を出し、オス同士がメスをめぐってか、互いに威嚇し合っていました。
東の根では、これまたイロカエルアンコウに遭遇。この子は昨年10月頃から見られている成魚の子です。
もう半年になりますが、定期的に観察できています。
よほど食べ物が豊富なんでしょうね。
今日はイロカエルアンコウの長居が気になる一日でした。笑
その他、サメジマオトメウミウシ、キビナゴの群れ、ハナゴイの群れなどが楽しませてくれました。