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ジョーフィッシュの口内保育

5月26日(土) 天気:晴れ 気温:19~24度 水温:19~20度 透明度:15m
水温が少し上がり、透明度もすっきりしてきました!
若干、浮遊物が目につきますが、これだけ見えてれば気持ちイイですよ~。
さてさて、今日からブログのデザインを変更です。
海っぽくて気に入ってます。
1本目:備前
ハゼワールドまで足を伸ばしてきました。
前回はヤシャハゼしか見られなかったものの、今日はヒレナガネジリンボウ、ヤシャハゼ、ヤノダテハゼ、ホタテツノハゼ属の一種3、ミナミダテハゼのペア。
しかし……極めつけの(極めつけなの?)ホタテツノハゼが見当たりません。。。
やはり…。薄々感じていました。もう連続で外しているから。
諦めてフラフラと奥の方まで泳いでいると。
新たな所でホタテツノハゼを見つけました!
『なんと!!非常にラッキ-です』
ホタテツノハゼいないかなぁ~っ思ってたらすぐに見つかったんです。
なんてラッキーボーイなんでしょう。
来月ホタテツノハゼを撮りたいというゲストの予約を頂いているので、ホッとしました。
他には、1cmくらいのベニカエルアンコウの赤ちゃん、3cmくらいのイロカエルアンコウ、クマノミをクリーニングするオドリカクレエビ、クロホシイシモチの大群&アザハタ。
2本目:グラスワールド
ジョーフィッシュの口内保育がやっと見れました!!
前々からすでに卵を育てていたようですが、僕が見に行った時はタイミングが合わなかったのか、いつも卵を穴の奥に置いて顔を出して来ていたようです。
今日はバッチリ卵を銜えているなんとも微笑ましい姿が見れましたよ。
しかももう卵はハッチアウトが近いようで、卵の中にしっかりと目が確認できました。
ほら、卵をじっくり見て下さい。目が見えるでしょ。
グラスワールド ジョーフィッシュ子育て中♪

こんなシーン見れるのはこの時期ならでは!
ぜひみなさんもこの微笑ましい姿を見にきて下さい!
その他、卵を守るセナキルリスズメダイ、ジャパニーズピグミーシーホース、カシワハナダイの求愛、キビナゴ大群。

コンデション良好でした

5月20日(日) 天気:晴れ 気温:15~22度 水温:18~20度 透明度:5~15m
少し心配していた台風のうねりはまったく届かず!
コンディションの良い中潜れました。
水温は変わらず低めですが、今日は透明度がずいぶん良くなっていたので気持ち良いダイビングとなりました。
1本目:住埼
アンカー横の本根にテングダイが2匹来ていました。
普段は外洋の底付近などの割と深めの所で見かけるのですが、この前のグラスワールドは13mくらいの所で見たし、今日は16m。
どうやら浅いところも来るみたいですね。
なんだか浅い所でこの魚を見ると変な気がするのは僕だけでしょうか?
アジアコショウダイの幼魚、1㎝くらいのピカチューウミウシ、キミシグレカクレエビ、コロダイの群れ、カゴカキダイの群れ、キイロウミウシ。
2本目:備前
リクエストでハゼワールドに行ってきました。
しかし、あれれ??
ヤシャハゼしか出ておりませんでした。
水温が低いせいでしょうか?残念です!
しかし、ヤシャハゼで十分満足して頂けたので良しとしよう。
ハゼワールドに行く途中のアザハタの根はずいぶんと見応えがありますよ~。
アザハタ数匹にクロホシイシモチの大群。よく見るとその中にはキンメモドキも塊になってます。
イシモチの群れの上層にはタカザゴとアジの群れも混じっており、見応えありますよ!
帰りの砂地で久々にカスザメに会えました!!
『ラッキー!』
エイのようで大人しげなサメですが、やっぱりどこか怪しげな迫力があります。
その他、2㎝くらいのイロカエルアンコウ、マツバギンポ、ムレハタタテダイの群れ、オランウータンクラブ×2。

水温やや低

5月19日(土) 天気:晴れ 気温:17~22度 水温:18度 透明度:5~10m
先日までは20度あったのに、ここ最近は18度。濁った冷たい潮がなかなか抜けないでいます。
しかしながら、もう気温が高いので、エキジット後は裸で過ごせますよ。特に今日は日差しが強かったので、皮膚が焦げそうでした。笑
1本目:備前
エントリーのロープまわりにムレハタタテダイがいっぱい群れています。この魚たちのおかげで最後の最後まで魚が見れて楽しいですよ。
1㎝弱のベニカエルアンコウの赤ちゃん、2㎝くらいのイロカエルアンコウ。なかなか見つけ辛いジャパニーズピグミーシーホース×2。
いつもの面々のナミマツカサ、ハナミノカサゴ、キリンミノカサゴ、コロダイの群れなどが楽しませてくれました。
2本目:グラスワールド
イトヒキベラのオス同士のケンカや、卵を守るセナキルリスズメダイ。
ソラスズメダイやナガサキスズメダイ、クマノミもそろそろ産卵が近付いているようです。
ハナゴイの群れ、カゴカキダイの群れ、こちらもジャパニーズピグミーシーホース、ジョーフィッシュ。
3本目:サンビラ
アオリイカの産卵中になかなか遭遇できません。
しかし、行くたびに卵は増えている……。
だから何回もチェックに行ってしまうんですけどね。苦笑
タツノイトコ、オドリカクレエビ、30㎝くらいのオオモンカエルアンコウ。
さらに産卵中のシンデレラウミウシ。他にもコガネミノウミウシ、イガグリウミウシなどのウミウシ類もたくさん見られました。
さて、台風2号の影響がそろそろ出てくるかも!?
明日も一日持ちこたえてくれ~!

講習修了!

5月16日(水) 天気:くもり 気温:21度 水温:18~21度 透明度:5~7m
オープンウォーター講習2日目と、アドバンス講習2日目でした。
天気は曇り空でしたが、海は一日穏やかで、久々のベタ凪となりました。
今日も僕はアドバンス担当です。
1本目:ディープダイビング
西の砂地に降り、ディープダイブの講習を行いました。
ディープ講習でやることと言えば、まずは【深度の確認】【無限圧潜水可能時間の確認】。続いては【色彩の確認】。赤は黒っぽくなり、ピンクは紫っぽく見えるなどを実際にライトを照らした状態と、そうでない状態を見比べて頂きます。
最後に持っていった空のペットボトルのへしゃげ具合を見てもらい、今度はフタを開け海水で容器を満たします。
今度はそこにレギュレターから空気をそそぎ込み、空気が海水の約半々になった状態にしてフタを戻します。
さて、このペットボトルを陸上に持って上がり、一気にフタを開けるとどうなるでしょう?
ペットボトルの中は今日の例で言うと20mでフタを開けたので3気圧。
陸上は1気圧。一気に気圧が3分の1まで下がります。
この時点でペットボトルは中の空気が膨張しているのでカンカンに張ってます。
その状態から一気にフタを開けると……プシュっと炭酸飲料を開けた時のような音が鳴ります。
そして!!!海水の部分に注目です。
海水内に溶け込んでいた空気の気泡が一気に膨張しますので、急に気泡が生じ、小さな泡が上に上がっていくのが目でお確かめ頂けます。
ここで一言。
『これは僕たちの体の中でも同じ事が起こるんですよ。血液や組織の中で、その水圧に応じ溶け込んでしまった窒素が、急浮上するとこうやって気泡化するんですよ。これが減圧症の例なんです。』
講習生の反応は『へ~』とか『なるほど』とか。苦笑
これは富戸店の桑原に教えてもらったのですが、けっこう分かりやすくて良いと思っております。
こんな事をディープ講習でいつもやっているのでした。
2本目:ドライスーツ
まずは陸上でしっかりと操作の説明をして海へ。
ドライの中のエアを抜く姿勢、足に空気がたまった時の対処法など、やる事がウエットと違って多くなる訳ですが、昨日からのゲストはわりとすんなり、というか初ドライというのに上手でした。
ちょうど冷たい潮が入ってきていたので、1本目のウエットが相当寒かったようで
『ドライスーツ最高っ!!』
なんて言ってましたよ。笑
確かにドライは慣れるととても良いスーツです。
まだ未経験の方はぜひお試しに来て下さいね。
3本目:フォト
カメラの操作は陸上とは特に変わりませんが、陸上と違うのがまず体が安定しにくいこと。
体の固定の仕方から始まり、強制発行や発行禁止などのストロボの使い分け、マクロモードの利用、被写体までの距離。
色々ありますが、そんな事を説明して海に行ったものの、充電がすぐにヤバくなって赤点滅し始めてきました。苦笑
ちょっと思うようにじっくり撮る時間が無かったけど、今回の事を次回に生かして頂ければ上達すること間違いなし!です。
さてさて、そんな熱の入った3ダイブ中に出会った生物をざっくりご紹介。
ピカチュウウミウシ、ジャパニーズピグミーシーホース、ジョーフィッシュ、ムラサキウミコチョウ、イロカエルアンコウ、オオモンカエルアンコウ、アオウミガメ……。
こうして2日間のアドバンス講習が終わったのでした。
さらに、一緒にお越し頂いてたオープンウォーター講習のお二方も、無事講習を終えダイバーの仲間入りとなりました。
『みなさん、お疲れ様でした!おめでとうございます』

オープンウォーター&アドバンス講習

5月15日(火) 天気:晴れ 気温:23度 水温:19~21度 透明度:5~7m
天気も良く、海況も良い串本です。
今日はオープンウォーターコースとアドバンスコースの2チームに別れて講習でした。
僕は久々にアドバンス担当です。
今日はビーチでじっくり中性浮力とコンパスナビゲーション。
中性浮力はダイビングのもっとも大切なところですので、うちではこれはじっくりと行います。
最終的にはホバリング(中層で停止する)ができるようになるというのが到達地点で、もちろんゲストもできるように講習します。
最初はみなさんそうですが、やはり力がどこかに入ってしまったり、足がバタバタ動いてしまったりと、なかなか呼吸に体を任せることができない訳ですが、力が抜けないと中性浮力は取れませんし……。
今日のゲストも最初は力が入ってなかなか思うようにできないようでしたが、最後には呼吸でビッチリと止まれるようになってくれました。
こうやってゲストのスキルが上がっていくのを近くで見ていると、嬉しい気分になりますし、こういった時やりがいを感じます。
さて、明日は今日の中性浮力を生かしてディープダイブ、フォト、ドライスーツの3本です!
オープンウォーターチームも順調に講習が進んでいるようですので、明日にはダイバーが誕生する予定です。
さぁ、明日に備えて早く寝ようっと。

小っちゃいのとでっかいの!

5月8日(火) 天気:晴れ 気温:23度 水温:20度 透明度:10~15m
GWが明けのんびりな串本です。
GW中の透明度はいま一つだったのに、今日はすっかり濁りがなくなっていました。
お客さんのいない時に限って……。苦笑
さて、今日はネタ探しに行ってきました。
1本目:備前
まずは前回見つけたベニカエルアンコウの赤ちゃんを探しに行きました。
ガレ場を探すこと約1分。
『う~ん、小っちゃ~!』
備前 ベニカエルアンコウの赤ちゃん

横に置いた5円玉と比較してみて下さい。
前回のログで書いた5mmは言いすぎたかもですが、1cmもないですね。
『動きとか、かなりヤバイっすよ!!かわいすぎです!!!』
今後の成長を一日でも多く見守っていきたいと思います。
アンカー付近の岩では、イロカエルアンコウの若い子もいます。大きさは3cmくらいでしょうか。
備前 イロカエルアンコウ

ベニの赤ちゃんに負けず劣らずのかわいさでした。
今回は確認できませんでしたが、今備前にはオオモンカエルアンコウもいるそうです。
ってことは、今このポイントでは一気に3種類ものカエルアンコウがいるんですね~。
ぜひこの機会をお見逃しなく。
その他、マダライロウミウシ、ジャパニーズピグミーシーホース、ザラカイメンカクレエビ。
2本目:サンビラ
ガイド中にいつも気になっていたヨコスジイシモチをやっと写してきました。
この魚、住埼エリアとは対岸のサンビラだからこそ見れる魚の一つではないでしょうか。
一見地味ですが、この魚の口内保育シーンとか見てみたいですね~。
サンビラ ヨコスジイシモチ

砂地をあてもなく捜索しながらアオリイカの産卵床を見に。
道中でまずはヒレナガネジリンボウが見られました。
他ではあまり見たことがないパターンですが、ハナハゼと共生していました。
タツノイトコはどうやら多いようで、今日は合計4匹確認できましたよ。
みなさんも、擬態を見破りに来て下さい。
続いてオドリカクレエビのクリーニングステーション。
ここにはキタマクラがやってきてました。
キタマクラのしっぽ付近にエビが乗って掃除しています。
サンビラ キタマクラを掃除するオドリカクレエビ

そしてやっとアオリイカの産卵床の到着。
今回も……産卵シーンには遭遇できませんでした。が、確実に卵は増えていますよ。
前回の倍近くになっていました。
サンビラ アオリイカの卵

早くあの感動的な産卵シーンを見たいものです。
最後に、アンカー横にずっといるオオモンカエルアンコウを確認しに行きました。
1本目に小さいのを見てきたあとだったので、よけいにデカく感じますね。
見て下さいこのデカさ!
なんでも5円玉で比較するなっ!!って言われそうですが(笑)、ちょっと並べて撮ってみました。
サンビラ どでかいオオモンカエルアンコウ

なんせデカいもんで顔しか写せてませんが、1本目のベニカエルアンコウは、この子の目と同じくらいの大きさなんですね。
そう思うと、なんか面白いですね。笑
その他、カスリハゼ、クサハゼ、トノサマダイ。
さてさて、こうやって時間があればネタ探しに潜ってますので、ぜひ一緒にフィッシュウォッチュングに行きましょう。
みなさんのお越しお待ちしております。

おめでとうございます

5月5日(土) 天気:くもり 気温:21度 水温:20度 透明度:5m
オープンウォーターコース2日目でした。
今日もマリンセンター前ビーチでじっくりと講習してきました。
全員無事に講習を終え、ダイバーの仲間入りとなりました。
『みなさん、おめでとうございます』
これからダイビングの楽しさをたくさん知って、良きダイビングライフを送って下さい!
オープンウォーター講習の1シーン

講習をしながら気になったの魚がクロホシイシモチ。
なにげにたくさんいますが、体色が地味なせいか、存在感の薄い彼らはあまり注目されてません。
しかし!もうそろそろ産卵の時期が迫っていますよ。
今日はあちこちでカップルができているのが確認されました。
去年の5月に産卵シーンを動画で撮ろうとした時、「産卵の瞬間にまさかの電池切れ」という情けない結果に終わってしまったままなので、今年こそは動画で撮ってここでアップしたいところです。
フフフ。みなさん、楽しみにしてて下さい。

今日から講習です

5月4日(金) 天気:晴れ 気温:23度 水温:21度 透明度:5m
GWも終盤に入り、今日から僕はオープンウォーターコースです。
天気も良く、ベタ凪なので講習をするにはもってこいでした!
今回はご夫婦が二組で、お互いを助け合いながら頑張っていましたよ。
順調に行けば明日にはダイバーです。
ガイドも楽しいけど、講習も楽しいですね!

本日クローズ

5月2日(水) 天気:晴れ 気温:22度
前線のうねりが残り、本日クローズです。
さすがにどこのお店も船は出してなかったようです。
明日にはうねりもすっかりおさまっていると思いますので、通常通りのダイビングができそうですよ!
明日からの連休が、いいコンディションになるといいですね。
海はクローズですが、天気が良かったので駐車場の草刈りをしました。
以外に苦戦しましたが、すっきりしました。
これで明日からのお客さんの車が停めやすいってもんだ!
しかし!腰が痛かったです。苦笑

午後からうねりが入る

5月1日(火) 天気:雨 気温:19度 水温:19~20度 透明度:5~15m
予報では午後から南西の風が強くなり、さらにはうねりを伴うとの事でしたので、ゲストに早めに集合してもらい、8:30と10:30出港で潜ってきました。
予報通り午後からはうねりが強くなり、出港を止めたショップもあったそうです。
さらに夕方にはうねりが強くなり、サーファーの姿もちらほら。
『明日はクローズになりそうです!』
1本目:備前
今日はめちゃくちゃカワイイ子を見っけました。
ベニカエルアンコウの赤ちゃん。大きさは約5mmのオレンジ色の子です。
次回は横にコインでも並べて撮影してきますねっ。
透明度が悪かった!というより薄暗い状態で、ライトがいつにもまして役に立ちました。
ムレハタタテダイの群れ、イソギンチャクエビのペア、キンギョハナダイの求愛、でっかいイセエビなどが見れました。
2本目:グラスワールド
セナキルリスズメダイの動きが気になり、眼で追っていたら……、産卵した卵を守っていました。
卵はもう目が確認できるくらいで、近いうちにハッチアウトしそうな感じでした。
うわっ!これも写真に撮りたい!!
撮りたい病が襲ってきましたが、これも次回です。
ジョーフィッシュの口内保育も気になるところですが、巣穴が完全に潰れているため確認できす。
別のジョーはすぐ隣で見れたのに残念です。
その他、黄色いジョーフィッシュ、ピカチューウミウシ、ジャパニーズピグミーシーホース×2、カゴカキダイの群れ、アカヒメジの群れ。
明日は海は荒れるけど天気は良いみたいなので、駐車場の草刈りをします。
あぁ、草刈り機が怖いのでおっくうです。苦笑