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ウミウシカクレエビの登場

10月28日(火) 天気:晴れ 気温:19度 水温:24度 透明度:15m
ここのところ西風続きで、水面はパシャパシャしています。
水中も、浅いところは少し揺れてて、ちょっと写真が撮りにくい。
そんな時に限って、浅いところ撮りたい被写体がガンガン見つかる…。笑
1本目:備前
もういないかなぁって思いながらも中層から気にして見ていたら、まだ居てました。
ボロカサゴです。
今日はあくびの連発を見せてくれました。
備前 ボロカサゴ
今日の狙いはこの子でした。ヒトスジギンポ
この前の3連休中に発見し、それから何回か見にきたもののフラレっぱなし。
今日はそれ以来となる2回目の遭遇です。
備前 ヒトスジギンポ
しかしチョロチョロ動くし、止まったと思えばサンゴの下でストロボ当たらへんし、撮りたかった感じでは撮らせてくれなかった。
こりゃ、また行かなアカン。
その横でガンガゼの近くにいたオニカサゴウルマカサゴか分からん子。
模様からするとウルマカサゴだと思うんですが、ウルマカサゴはウニの棘のような角を持っているし(この大きさだと無いのかも分からないけど)、棘がないからオニカサゴかなぁ??
備前 オニカサゴの幼魚(?)
他には、ナガレハナサンゴに住むオランウータンクラブキンチャクガニマツバギンポ、ニラミギンポなどが楽しませてくれました。
2本目:住崎
大好物のウミウシカクレエビ
住崎 ウミウシカクレエビ
赤シャチダイビングサービスの高橋さんが教えてくれました。
ありがとうございました。
ホストのウミウシはよく分からんヤツで、分からんまま撮ってましたが、久々の登場に大興奮でした。
しかし浅かったので揺れまくり。涙
めちゃめちゃ撮り辛い状況でした。
お礼に8mという過去にないくらい浅いジャパニーズピグミーシーホースを教えてさしあげました。
『持ちつ持たれず』ってヤツです。笑
ほんで、何気に撮ってたセソコテグリです。
ミヤケテグリほど居てませんが、ちょこちょこ会います。
住崎 セソコテグリ
そして10月12日に発見したナンヨウハギは、何事もなかったかのように姿を消していました。
予想通り、すぐに居なくなってしまった。
他には、アオウミガメ、アカヒメジの大群、フリソデエビのペアなどが見れました。

串本ならでは

10月25日(土) 天気:晴れ 気温:23度 水温:25度 透明度:15m
過ぎた後の低気圧のうねりと西の風が重なり、思った以上に波がありました。
エントリーする前にウエイトを巻いていたら、予想にも増した横波が来たもんやから、もうちょっとで船から落ちそうになった。
それと同時に、アンカーでケツを強打するというダブルパンチ。
思わぬ不意打ちを喰らってしまった。
1本目:住崎
本根周辺は、クロホシフエダイアカヒメジが写真のように群れ群れ。
ここまでアカヒメジが群れていると、まるで南の島のよう。
住崎 クロホシフエダイとアカヒメジ
と、思わせて、磯魚のメジナも群れている。
住崎 メジナの群れ
こういうのが、熱帯の魚と温帯の魚が混じる「串本ならではの海」と言うのでしょうか。
2本目:アンドの鼻
ゲストが僕の知らぬ間に、僕の知らないウミウシを撮って来ていた。
名前を調べると、クロモドーリス・ヒントゥアネンシスというらしい。
どうやら、まだ和名のないウミウシだそうな。
アンドの鼻 クロモドーリス・ヒントゥアネンシス
バディも見たそうな…。
『今度は教えてね!』
今日は何年振りかにマジマクロイシモチなんかも発見。
他には、イシヨウジ、シマヒメヤマノカミ、ナンヨウハギ、オオモンカエルアンコウ×2、フリソデエビのペア×2、ネジリンボウのペアなどが見れました。

以外にキレイ

10月24日(金) 天気:雨のち晴れ 気温:26度 水温:25度 透明度:15~20m
昨日のどしゃ降りのおかげで水面付近は白濁り。
さらにすぐ近くにある低気圧のうねりが入り、外洋エリアは厳しそうな状態でした。
ちょっとテンション下がりそうな状態でしたが、エントリーしてみると、中は以外にも青くて良い潮が入って来てました。
これで太陽が入ってきてたら、むちゃむちゃキレイやったと思います。
そんな今日のポイントは、住崎でした。
特にアテもなく、備前寄りの砂地へプラプラしに行ってきました。
ほとんどをプラプラして過ごしたので、後で撮った画像を見ると、ガラスハゼ、セボシウミタケハゼ、キンギョハナダイの幼魚の群れしか撮ってませんでした。
しかし、写真のガラスハゼ。
ご覧の通りイソバナの上に乗ってました。しかも何個体も。
まだサイズが1cmくらいだったので、もう少しでかくなった頃にもう一度行ってみようと思います。
住崎 ガラスハゼ イソバナバージョン
そんな今日見た生物は、撮影距離まで寄せてくれないニシキオオメワラスボ、ハナハゼ&ホタテツノハゼ属の一種、ヤッコエイ、チビハナダイオドリカクレエビなどでした。
明日はゲストと潜ってきま~す!
ほな、また明日~。

オニヒトデ駆除

10月22日(水) 天気:雨 気温:21度 水温:24度 透明度:15m
昨日、今日と朝からオニヒトデ駆除に参加してきました。
夏場の忙しい時期は、どこのスタッフも参加できない為、ほとんど行われていないのですが、これから冬場は週3回毎週のように行われる。
久々って事もあり、密かに気合いが入っていました。
やり方は簡単で、柄のついた網を持ち、ヒバシなどを利用して入れていく。
オニヒトデの探し方も、喰われたサンゴ(白化している)を見つければ、あとは念入りに近辺を探すだけ。
気をつけないといけないのは、オニヒトデの棘に刺さらないこと。
細心の注意を払っていても、これが意外に刺さる人が多い。
やつらの棘はドライスーツも貫通するしね。
そんな注意しながらの作業の中、今日の成果は38個体。
ちなみに昨日は22個体でした。
ご興味があればゲストの方でも参加頂けますので、興味あったら連絡ください。
さて、午後からはアンドの鼻に潜ってきました。
今日も探すは泥ハゼ系でしたが、またしてもスカ。
ゲストに人気のネジリンボウヒレナガネジリンボウはちょこちょこ目に付くんですが、今日はまったく対象外。
まぁでも、可愛いんで結局は撮るんですけどね。笑
アンドの鼻 ヒレナガネジリンボウ
ラッパウニの上にはゼブラガニ
アンドの鼻 ゼブラガニ
この前須江で見た、アカオニガゼとのセットもこちらで見てみたいものです。
その他、コロダイをクリーニングするオドリカクレエビ、怪しく輝くキツネウオの幼魚、ツムブリの群れ、巣作りをせず食事中のクロイトハゼなどが見れました。

ナンヨウハギ

10月20日(月) 天気:快晴 気温:25度 水温:25度 透明度:15~20m
昨日までの強風はどこへやら、今日はマッタリです。
さらに暖かいキレイな潮まで入って来て、昨日とは大違いでした。
そんな中、備前→住崎に潜ってきました。
ただいま住崎で見れているナンヨウハギ
すぐに居なくなってしまいそうなので、今のうちに撮っておきました。
住崎 ナンヨウハギの幼魚
そしてすぐ横の根で見られているイソバナカクレエビ
1cmにも満たない大きさでした。
住崎 イソバナカクレエビ
他には、同じ穴でコンスタントに見られているアオウミガメ、エロい目をしたキンチャクガニ、隠れ上手な金平糖なんかが見れました。
明日はオニヒトデ駆除に行ってきま~す。

Happy Birthday

10月19日(日) 天気:快晴 気温:23度 水温:24~25度 透明度:15m
北東の風に串本は強いんですが、今日のは強すぎ!
大型船がたくさん避難してきているほどでした。
しかしエントリーしてしまえば何の問題もなく、普段通りのダイビングができました。
そんな中、お誕生日を迎えられたアッキーさん!(正確には明日ですが…)、
おめでとうございます!
今回ので、三十路だそうです。
Happy Birthday アッキー
1本目:アンドの鼻
クロホシイシモチの幼魚が変わらず多く、周囲にはイシヨウジなんかもチラホラ。
その群れの端っこの方に、いつものオオモンカエルアンコウです。
アンドの鼻 オオモンカエルアンコウ!
2本目:住崎
一本目はちょっとバタバタしたので、2本目はまったり。
そして、人っ気のないところへ、わざと少しずれました。笑
以外に自分の水中写真がないので、たまにはこういうのもあり?
イソコンペイトウガニを紹介してるところです。
ゲストのMIHOさん、貴重な写真をありがとう。
住崎 イソコンペイトウガニを紹介してます
上がる前に根の上で遊んでいると、露骨にいた新顔のカエルアンコウ。
イロなのか、はたまたクマドリなのか、個人的にこのステージ(10cmくらい)でこの模様の見分け方がよく分からんです。
住崎 イロ(?)、クマドリ(?)カエルアンコウ
他には、この前見つけたナンヨウハギの幼魚も健在でした。
さて、今週の平日からオニヒトデ駆除も始まるので、時間があればドンドン参加する予定です!
この前は、駆除に杉浦太陽君(辻ちゃんの旦那)が来てたんやって。
僕の参加できへん時に来たらアカンわぁ。
会いたかったで。涙

シボリキンチャクフグ

10月18日(土) 天気:快晴 気温:22度 水温:24~25度 透明度:15m
今日は今年の夏にオープンウォーターダイバーコースを受へに来て下さった2組のゲストがちょうど重なり、初ファンダイブを楽しんできました。
透明度もまずまずで、備前では15mほど。
午後のアンドの鼻は人が入りすぎたのか(苦笑)、10mほどでした。
しかし、生物相は濃く、今日は新たな発見がありました!
今年2匹目のシボリキンチャクフグ
備前 シボリキンチャクフグ
他には、クロホシイシモチ&アザハタ、オオモンカエルアンコウの幼魚(ピンク)、ネジリンボウ、アマミスズメダイの群れなどが楽しませてくれました。
ほんじゃ、また明日~。

久々の二の根

10月16日(木) 天気:快晴 気温:23度 水温:24~25度 透明度:15m
今日も快晴ベタ凪ぎと最高の状態。
透明度もまずまずで気持ち良かったです。
1本目:備前
今年は多いミスジスズメダイ
あちこちで登場しています。
備前 ミスジスズメダイ
ネジレカラマツに住むムチカラマツエビ
あれ~。前にもこんな撮り方したよね?と自分で思いながら、またまた撮影。
前よりもっと、背景を明るくしてみました。
備前 ネジレカラマツとムチカラマツエビ
2本目:二の根
ひっさびさの外洋。そして二の根。
普段潜っているエリアでは見れない生物を探してみました。
まずはクダヤギクモエビ
すぐ隣にいるアシボソベニサンゴガニも乳白色でキレイでした。
二の根 クダヤギクモエビ
ずいぶん長いこと見られているクダゴンベ
やっぱしおんなじ場所でいましたよ。
二の根 クダゴンベ
普段のエリアでは見れないコガネスズメダイの成魚。
二の根 コガネスズメダイの成魚
ある程度の流れが必要なんでしょうね。いつものエリアでは幼魚は出現するものの、成長すると外海に行ってしまうようです。
他にも、もっともっと気になるエリアがたくさんあったのですが、コンピューターに叱られそうになったので早々に引き上げてきました。
さてさて、明日は潜らずお店の片付けなんかしたいと思ってます。
ほなまた、あさって。

気合いが入りすぎて…

10月15日(水) 天気:快晴 気温:24度 水温:24~25度 透明度:15m
昨日とは正反対の快晴でポッカポカ。
確実に肌が焦げそうな日差しの強さでした。
そんな中、今シーズンはもうすぐクローズかと思われるアンドの鼻に潜って来ましたよ。
泥砂のハゼを主に見たかったんですが、気合いが入りすぎて空回り。
岩場に生息する現在のアンドなわではの生物を見てきました。
まずはシマヒメヤマノノカミ
アンドの鼻 シマヒメヤマノカミ!
アンドではあちこちで見かけるのですが、その他のボートポイントでは居ません。
須江や出雲ビーチなどの串本の東側ではいるんですが…。
そう言った意味では、ある意味レア物です。
気になっていたキツネウオの幼魚も撮ってきました。
アンドの鼻 キツネウオの幼魚
この魚が持つ独自の妖しい黄色は、地味な周囲の環境の中で一際目立っています。
よく似たヤクシマキツネウオという和名のついたプリンセス・モノクルブリームも只今捜索中。
ハチマキダテハゼ、オオモンカエルアンコウの幼魚、クロホシイシモチの大群&アザハタ、ネジリンボウのペア、トラギスへ威嚇するオトメハゼ、せっせと巣作りをするクロイトハゼのペアなどが見れました。
生物も濃く、透明度も安定しているこの時期の海!
『一年でどの季節が一番好き?』って聞かれると、僕は迷わずこの時期を選ぶでしょう。
そんな楽しい海へ、ぜひみなさん遊びに来て下さいませ~。

大雨の中

10月14日(火) 天気:雨 気温:21度 水温:24~25度 透明度:15m
海況バツグンで終えた3連休が過ぎ去り、今日は朝から大雨。
ロクハンの僕はへっちゃらですが、5mmの人は船の帰りが寒そうでした。
この雨が連休中になくて良かったなぁって、しみじみ思いましたよ。
そんな中、備前からエントリーし、グラスワールドまで流してきました。
お目当ての生物は色々とあったのですが、そのうちの一部しか会えませんでした。
まずはボロカサゴ
備前 ボロカサゴ
そしてニラミギンポ
備前 ニラミギンポ
穴に入っているところも見たかったんですが、入るところを探している最中だったようで、ほとんど止まってはくれませんでした。
先日ガイド中に見つけたヒトスジギンポはどこへやら。
会いたかったなぁ。
今シーズン初のニシキヤッコの幼魚は、シャイすぎて1ショットしか撮らせてくれませんでした。
そしてニシキヤッコががいる穴には、大きなアオウミガメが休憩してました。
たびたびこの穴で会う子なんですが、僕が行くと、やれやれという感じで泳ぎ去ってしまいました。