Monthly Archives: 3月 2008

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緑の海

3月29日(土) 天気:晴れ 気温:14度 水温:16度 透明度:5~8m
ここ数日、風の強い日が続いております。
昨日は何隻か船を出しているのが見られましたが、相当な風だったそうです。
うちはゲストに日程を改めて頂いたので、読みは正解でした。
1本目:備前
稀に見る透明度の悪さでした。
ポイントに向かっている時から、水面が緑なのは分かっていたのですが、まさか水底まで緑だなんて…。
ヤギに住むガラスハゼ
備前 緑の海

めちゃくちゃ悪い透明度を逆手に取って、バックを海の色にしてみました。
透明度の悪さをお伝えできればいいなと思っております。←そんなの伝えてどうすんねん!!笑
ヘタに動き回ると迷いそうなくらいだったので、アンカー付近で遊びました。
イボイソバナガニ、キンギョハナダイの求愛、カシワハナダイ
2本目:グラスワールド
こちらも、状況は備前同様。
先日見つけたアゴアマダイ、近くにまだまだいるのではないかと思ったので確認しに行くと、やっぱり、さらに2匹いました。
もうすぐ(5~6月頃)産卵期のはずなので、きっとここで口内保育が見れるはず。
今からとっても楽しみです。
ジョーフィッシュの口内保育シーンは一年でもっとも見てほしい瞬間なので、産卵情報をまたここでお伝えしますね。
最近よく会うオランウータン
グラスワールド 毛むくじゃらのオランウータンクラブ

モジャモジャ具合がなんだか惹かれます。笑
カエルアマダイハナゴイ群れムラサキウミコチョウカゴカキダイ群れ
先日アオリイカの産卵が確認されたようです。
もうすぐ「アオリイカ産卵床」の設置などもありますので、その後か本格的に産卵シーンが見れるはずです。
アオリイカがもっとも盛り上がる時期ですので、こちらもまたお伝えしていきますね。


まったりビーチ

3月27日(木) 天気:晴れ 気温:14度 水温:17度 透明度:8m
カメラ持ってオレンジハウス前ビーチに潜りに行って来ました。
午前中は風もなかったのですが、午後からは強く吹いて来ました。
明日も風向きを変えながらこの強風は続くようで、大事を取って明日のゲストは日程を改めてもらいました。涙
キタマクラのちびちゃんが出てました。
オレンジハウス前ビーチ キタマクラの赤ちゃん

伊豆の方では「マメマクラ」なんて愛称で呼ばれ、多くのゲストに人気でした。
春頃になると登場し始め、僕の中では春の訪れを教えてくれるバロメーターになっています。
岩の奥からこっちをチラチラ見てくるなんて。
動きもキュートでした。
サラサエビ
オレンジハウス前ビーチ サラサエビ

ガンガゼの屋根の下からこちらをチラリ。
目がミラーボールみたいって知ってましたか?
コノハミドリガイ
オレンジハウス前ビーチ コノハミドリガイ

フクロノリの上を這っているシーンを探していたのですが、この子しか見つけられませんでした。
久々に当時サンゴが広がっているエリアまで足を伸ばして来ました。
2004年の台風で壊滅的被害を受けたのですが、もう大分回復しているのが分かりました。
早く360度のパノラマサンゴに戻ってほしいですね。
さて、明日は何しよっかな!?


Happy Wedding

3月25日(火) 天気:晴れ 気温:19度 水温:17~18度 透明度:10~15m
海況落ち付き、とっても穏やかになりました。
外洋に行きたい~!!って強いリクエストがあったので、目的地目指して一直線!
個人的にも久々でした。
1本目:ヨリコバ
透明度はイマイチでしたが、潮の流れもまったく無く、内海のよう。
エントリーしてすぐに現われたのがムレハタタテダイの群れ
備前同様、ここに潜ればいつも出迎えてくれます。
外洋ならではの魚、シテンヤッコ、コガネスズメダイの成魚の群れ、タカベの群れ。
極めつけは何と言っても潮当たりの良い北のキンギョハナダイの群れなどがサイコーでした。
巨大セミエビ、ヒオドシユビウミウシ。大きい生物も見たかったなぁ。
2本目:イスズミ礁
水面付近は白っぽい潮でしたが、中はキレイでした。
エントリーして間もなくアオウミガメがスイスイ~っと気持ち良さそうに泳いでいました。
今日もウミウシ探しを少し。
ニシキ&フタイロニシキウミウシムラサキウミコチョウ…っと、それ以上は見つかりませんでした。
実はこのダイブは、串本店がオープンして間もない頃に、OW講習を受けに来て下さったカップルの結婚を祝うサプライズを用意していました。
カップルの友人であるゲスの提案で、僕もお手伝いして祝いの旗を作っていたんです。
どのタイミングで出そうか、どんなふうに出そうか。
事前に打ち合わせをしていたにもかかわらず、そんな事で頭がいっぱいになり、生物探しどころではなかったような。笑
で、終盤になり、友人に当たるゲストと僕とでBCに忍ばせていた「Happy Wedding」って書いた旗をジャーン!
上手い事いった!!
めっちゃ喜んで頂いて、やったかいがありました。
出来ることなら、チューとかして欲しかったな。笑
その時の写真をここにアップしようと思っていたのですが、肝心の写真をもらうの忘れました。
『へたこいた~』です。
まぁ、いいか。苦笑
お二人様、末長くお幸せに。


やっぱりクローズ

3月24日(月) 天気:晴れ 気温:18度 水温:15~16度 透明度:5~7m
やっぱり、予想通りのクローズ。
風が強すぎました。
しかし、僕の体は潜るモード全快になっていたので、須江に遊びに行って来ました。
内浦ビーチを堪能しつつ、慣れないカメラと格闘してきました。
そして、なんと今日で内浦ビーチがクローズとなりました。
あぶねぇ~、滑り込みセーフでした。
5円玉サイズのマトウダイのチビ、ダイナンウミヘビをクリーニングするまだ和名の無いホンカクレエビ属の一種、ヒレナガハゼミジンベニハゼのペア、1cmくらいのネジリンボウハナイカ
今日もいっぱい楽しませてくれました。
※写真は後日追加アップします。
↓↓↓↓↓
ハナイカ
内浦ビーチ ハナイカ

妖しくも鮮やかに変化する色彩。卵も撮ってみたいなぁ。
ミジンベニハゼ
内浦ビーチ ミジンベニハゼのペア

須江のアイドル!やっぱかわいいね。
オドリカクレエビ
内浦ビーチ オドリカクレエビ

お尻をフリフリしている姿が踊っているようなのでこのような名前が付いたそうです。
確かにいつもフリフリです。笑


今年2組目の体験ダイビング

3月23日(日) 天気:くもり 気温:18度 水温:18度 透明度:10m
今日の海況は昨日より良く、久々のベタ凪となりました。
そんな中、今年2組目の体験ダイビングで2ビーチ潜って来ましたよ!
この時期ならではのフクロノリが海中に舞い上がり、視界をさえぎってくれます。苦笑
そして、ホンダワラがずいぶんと育っていたのが印象的でした。
すっかり、春の海ですね。
そして透明度もこの時期ならではの緑っぽい潮でした。
体験ダイビング♪

しかし、みなさん上手でした♪
はたして次回講習を受けに来てくれるでしょうか!?笑
明日はカメラ持ってボート行く予定です。
しかし、風が強い予報なのでもしかしたらマズイかもね。


耳抜き

3月22日(土) 天気:晴れ 気温:17度 水温:18度 透明度:10m
今年に入って初めての体験ダイビングでした。
天気海況ともに良く、これ以上ないコンディションでした。
しかし、ゲストの耳が抜けず、午後からも潜る予定でしたが1本で終わりました。
深度も1mまでしか潜れませんでした。
今日のゲストは稀にみる耳の抜けづらい方でした。
聞くところによると、登山の時、飛行機、エレベーター、電車などでも耳の違和感が緩和されない事があるそうです。
専門的なことは分からないのですが、もしかしたら耳の奥の管が細い(間違った表現かも分りません)のかも分りませんね。
富戸(伊豆)にいた時のお客さんでも同じような方がいらっしゃったのですが、病院で耳の管を広げる処置(手術)をしてもらった方がいました。
すると、自分でも驚くほど改善されたようです。
ちょっと調べてみようと思います。
このブログをお読み頂いている方の中でも、何か情報あれば教えて下さい!
なんだか海の情報じゃなかったですね。ごめんなさい。
明日も体験ダイビングです。
では、また明日。


今日も暖かかった

3月21日(金) 天気:晴れ 気温:17度 水温:18度 透明度:10~15m
昨日からのうねりが少し残る海となりました。
透明度はサンビラは良かったのですが、住崎は白っぽくなっています。
でもでも水温は18度!今日も暖かかったですよ。
1本目:サンビラ
エントリーしてまずはここならではのテンジクダイ系を見に。
ヨコスジイシモチ
サンビラ ヨコスジイシモチ(しっぽが切れてる!)

個体数は決して多くない種類の魚です。
ここサンビラ、そして中黒礁、マリンセンター前ビーチでしか見たことがない。
頻繁に潜る住崎エリア(備前、グラスワールド)では会えないので、いつも探してしまいます。
この子はしっぽが切れてた。
なんだか痛々しい。
スミツキアトヒキテンジクダイも多数見られましたが、クロイシモチは見れず。
砂地も攻めてみましたが、砂が舞い上がり透明度が激的に変化していました。
なのであまり奥には進めず、ダテハゼ、カスリハゼ共に1個体しかお目にかかれませんでした。
その他、ヤッコエイ、シロウミウシ、アケボノチョウチョウウオ、クロユリハゼのペア、イシヨウジ
2本目:住崎
エントリーしてすぐに出迎えてくれるカゴカキダイの群れ。
やっぱここが一番多いですね。
アカヒメジやヨスジフエダイも混ざっていて、温帯種と熱帯種のコラボレーションと言った感じです。
住崎 ユカタハタ

特に新たな発見はありませんでしたが、ムラサキウミコチョウ、ヤミテンジクダイ、ヘラヤガラ(茶、黄)、フエヤッコダイ、ニセフウライチョウチョウウオなどが楽しませてくれました。
明日の更新もお楽しみに!


3月20日(木) 天気:くもり一時雨 気温:13度 水温:17~19度 透明度:15~20m
春分の日の休日。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
こちら串本は、もう山桜があちこちで咲き、ソメンヨシノの桜祭りで賑わう日も近づいております。
僕も串本に帰って来てようやく2年が経ちました。
早いです。実に早い。そしてもう28歳…。毎日がんばろう!笑
なんだか訳の分からない文になってしましました。
さてさて、海の中は黒潮が入って来て、水温が一気に19度!!
1本目は備前にもかかわらず、流れガンガンでした。
透明度も良く、大量に流れてくるクラゲ以外は最高でした。苦笑
1本目:備前
ボロカサゴ発見!
備前 ボロカサゴ発見

去年見れていたヤツではないです。あきらかに別個体が登場しました。
本日のゲストが『ボロカサゴ見たいんですよ』って潜る前に言ってて、すぐさま見つかった。
年に一匹見れるか見れないかくらいの珍しい魚なのに、まさにミラクル。
クラゲがじゃんじゃん流れてくるような状況だったので、ムレハタタテダイやアマミスズメダイなどがプランクトンを活発に捕食していているのが印象的でした。
他には、ヤッコエイ、オオモンカエルアンコウジャパピグタテジマキンチャクダイ幼魚クロホシイシモチの大群&アザハタ
2本目:グラスワールド
流れもおさまりグッドコンディション。
透明度も良く文句なし。
久々にアゴアマダイを発見。
いや、きっとずっといたと思うんですが、僕が気付かなかっただけ。
カエルアマダイに人気をさらわれ、心なしか寂し気に感じたのは気のせいでしょうか。笑
グラスワールド カゴカキ~

アカヒメジの大群スゴイですよ~!
何百いるか分からない。ワイドレンズをお持ちの方にはぜひお見せしたいところです。
その他、カンザシヤドカリオランウータンクラブハナゴイ
明日の更新もお楽しみに!


ウミウシダイブ!

3月16日(日) 天気:快晴 気温:17度 水温:17度 透明度:15~20m
更新が遅くなって申し訳ございません。
昨日のログです。
天気海況共によく、最高でした!
1本目:備前
ムレハタタテダイの写真を見て頂ければ分かるように、透明度は良く、気持ち良かったです。
まずはピカチュウ。
備前 口も見えてるよ!ピカチュウ

1本目はほぼピカチュウ1本勝負でした。
2人で来て頂いたゲストに1個体ずつ、がっつり撮って頂けました。
写真はちょうど捕食しているところです。口が見えてるよ。
ムレハタタテダイの群れ
備前 ムレハタタテダイの群れ0316

備前には欠かせない存在になって来ているのではないでしょうか。
数の増減はありますが、丸2年以上群れております。
他には、ジャパピグビシャモンエビムチカラマツエビマツバギンポ、などなどでした。
2本目:イスズミ礁
がっつりウミウシダイブをしてきました。
こんなにウミウシ探しに集中したのは、過去無いくらい。笑
ニシキ&フタイロニシキイガグリヒロアオ…。
順調に見つかる中、個人的に初となったのは、パイナップルウミウシ!
イスズミ礁 パイナップルウミウシ

ゲストにはミヤコウミウシとお伝えしてしまいましたが、どうやら新しくはパイナップルだそうです。
でかかった。ニシキウミウシのでかいのと同等のサイズでしたよ。
キリンミンカサゴの顔
イスズミ礁 キリンミノカサゴ

岩の上で休息中でした。
その他、ホシテンスの幼魚ハナミノカサゴなどなど
今回はウミウシリクエストでしたが、ハゼや甲殻類など、みなさんもぜひリクエスト下さいね!
全力で探しますよ~。


この時期ならではの生物達

3月15日(土) 天気:快晴 気温:16度 水温:17度 透明度:15m
浮遊物は多いですが、この時期にしてはとってもキレイでした。
今日はこの季節ならでは、という生物がたくさん見られましたよ!!
1本目:グラスワールド
まずはカスザメ!
グラスワールド カズザメっ!

水温の低い時に現れるエイのように平べったいサメ。
砂地に擬態しているので、この時期は要チェックです!
写真は正面からです!
この歯に咬まれたら、痛いやろなぁ。汗
アオウミガメもスイスイ~。
グラスワールド 逃げるアオウミガメ

その他、マダライロウミウシムチカラマツエビヒオドシベラの幼魚などなど
2本目:備前
今年は登場が遅かったピカチュウウミウシ。
個人的にこの冬初となりました。
備前 ピカチュウウミウシの…

同じ岩でトータル4固体見られました。そしてその内の2匹は交接中でした(キャ)。
ピカチュウの横では、ただいま繁殖期のヒメギンポ。
メスの姿は見当たりませんでしたが、オスが1匹で婚姻色に身を染めていました。
備前 婚姻色を出しているヒメギンポの雄

ほとんどの魚が水温の高い時期に繁殖行動を見せるのですが、ヒメギンポは水温の低い冬場に行います。
なので、今がヒメギンポを見るには最適の時期なのですよ。
運がよければ、産卵シーンも見れるかも!?
その他、アマミスズメダイの幼魚(1cm)も現れ始め、まだまだ見れてるジャパピグ、でっかいオオモンカエルアンコウオランウータンクラブビシャモンエビ
明日の更新もお楽しみにっ!
※3月25~30でトップページに載せていたスミランクルーズは、遂行人数に達しなかったため、企画倒れとなりました。