Monthly Archives: 5月 2010

Home / 2010 / 5月

卵を守る

5月31日(月) 天気:曇り 気温:20度 水温:22度 透明度:15m
水温がちょびっとだけ上がり、透明度もちょびっと良くなった。
昨日より良い潮が入ってきたという感じでした。
今月13日にペアになり、昨日産卵していることに気付いたカミソリウオ。
卵を守っているメスのお腹を今日は狙ってみた。
時々、新鮮な海水を卵に与えるためだろう、胸鰭を開いてくれます。
その瞬間を狙って何枚か撮ってみたけど、これが一番マシでした。
グラスワールド 卵を守るカミソリウオ
上の写真の拡大です。
中心にある卵にはもう目が出来ています。周りのはまだ丸いだけ。
これは、産卵したタイミングが違うからなんでしょうね。
グラスワールド 卵を守るカミソリウオ(クローズアップ)
すぐ近くにいたオルトマンワラエビも同じく卵を守ってた。
みんな子育てに忙しいみたいだ。
グラスワールド 卵を守るオルトマンワラエビ
明日は仕事です。
ほんじゃまた明日。

5月30日(日) 天気:晴れ 気温:21度 水温:21度 透明度:15m
今日はサンビラへアオリイカの産卵狙い、2本目はグラスワールドでした。
サンビラではいざイカの産卵床に着いたものの、それはまぁ殺風景でした。汗
なので、上手いこと産みつけられていない水底に転がっているイカの卵を拾って、撮影してもらいました。
透かしてみれば、中の子まで見えます。
サンビラ アオリイカの卵
砂地では、水温が上がってきたのでハゼの動きが活発になって、ここの泥砂ならではのクサハゼはたくさん見られた。
他には、ホバリングしてるカスリハゼ、トゲナシカクレエビ、超かわいいアミメジュズベリヒトデの幼体、オドリカクレエビなど。
2本目はまずはカミソリウオの様子を見に。
2週間ほど前にペアになったんですが、案の定産卵していた。
メスのお腹にはしっかりと卵が確認できましたよ!
それから探していたんですがなかなか見つけれなかったジャパニーズピグミーシーホースを、久々に見つけることができたよ。
一時期は爆発的に多かったですが、最近少ないです。
グラスワールド 久々のジャパピグ
それから人気者のフリソデエビを見て。
グラスワールド フリソデエビっ!
他には、ハナゴイとイトヒキベラの求愛、ホンソメワケベラの産卵もゲストに動画で撮影してもらえました。
お店に帰ると、串本にお住まいのゲストがご注文頂いてたスーツを取りに来てくれたので、試着ついでに記念撮影。
『今日来て良かった~』
なんて、おっしゃってましたわ。笑
ニューウエットでご満悦!笑
水温が上がって生き物が活発になってきたので、毎日潜っててむっちゃ楽しいです!
みなさんぜひ遊びに来てね~!

外洋2本

5月29日(土) 天気:晴れ 気温:21度 水温:21度 透明度:15m
今日は珍しく外洋2本!
まずは浅地へ
3年前にうちでオープンウォーターを取得して頂いた奥様が、50本を達成してくれました
僕も本当にうれしいです!
おめでとうございます。
浅地 50本記念!おめでとう
浅地では旦那様のカメラが電池切れで撮れなかったけど、久々に底まで降りました。
スジクロユリハゼ3匹はまだ健在でしたよ!
2本目は流れのない吉右衛門へ。
実は1本目はけっこう流れてたんで。
久々に見ました!シンデレラウミウシ
名前の通り、キレイなウミウシです。
吉右衛門 シンデレラウミウシ
これは面白かった。
ホウライヒメジが何やら…。
井戸端会議でしょうか!?笑
一人だけ空気の読めない子が混ざってます。笑
吉右衛門 ホウライヒメジの井戸端会議
僕のコンデジを奪われて、奥様が撮ってくれました。
ちょうど、イソギンチャクモドキカクレエビを見てるところです。
吉右衛門 何やらごそごそ
このヒトデも面白かったよ!
1本だけ足の長いヒトデです。
何らかの理由で1本だけ足の残ったヒトデが、そこから再生するとこうなります。
吉右衛門 おもしろいヒトデ
ほんじゃまた明日~!

イチノコシ

5月28日(金) 天気:晴れ 気温:20度 水温:21度 透明度:15m
今日は午前中はオニヒトデ駆除へ。
参加者12名ほどで、合計…、あっ聞き忘れた!
まぁ、けっこう獲れました。
午後からは過去一度しか潜ったことのないイチノコシに潜ってきたよ。
イチノコシとは、期間限定ポイントで冬には潜れず、イスズミ礁あたりにあるポイントです。
ブンブン泳いで探索したので、これや!っていうのが見つけられんかったけど、地形はなんとなく理解できた。
イスズミ礁の地形がダイナミックになった感じ!?ですよ。
ログ用になんか撮らな!って事を考えつつ泳いでいた中で、オニヒトデが目に付きました。
その中にヒトデヤドリエビが住んでいました。
こんな所に住んでたらコイツ、間違いなく無敵やないけ~!!
って事で、ちょっと悪っぽく撮ってみました。
棘の隙間からこっちを見てる顔が、何だか上から目線です。
イチノコシ オニヒトデonヒトデヤドリエビ
イトヒキベラのオス同士が、喧嘩バリバリやってました。
高速で移動するのでなかなか撮らせてくれない彼らですが、何となく攻略法が分ってきました。
イトヒキベラを撮りたい方、谷口まで。
イチノコシ イトヒキベラのバトル!
さて、明日はお仕事です。

海況が悪いまま

5月27日(木) 天気:晴れ 気温:22度 水温:21度 透明度:10m
今週はずっと海況が悪いまま。
昨日は汽水域のくじの川へ。
ここは湾奥なので風などまったく問題無いのだ。
水温が上がってますます産卵行動が活発になっているんですが、その中でも今回はヒナハゼのバトルが面白かったよ!
ヒナハゼのメスもお腹がふっくらなってきているので、もう産卵してるかも分りませんね。
そんな時期だからでしょう、オスたちが過敏になっています。
オス同士が近づくだけで、ご覧のように互いにヒレを全開にして威嚇しあいます。
ここのポイントはこんなシーンが多々見れるから、フィッシュウォッチングには最適ですね!
浅いからエアーも減らへんし。
くじの川 ヒナハゼのバトル
さてさてさてさて、今日も海は悪い…。
ダメもとで東側の出雲ビーチへ海況チェックしにいくと、予想以上の凪!
ちょっとテンション上がり気味で約2ヵ月振りにじっくり潜りました。
ちょうど一週間前に備前で串本初確認したイタボヤに住むホヤカクレエビの仲間ですが、普段潜ってるよりもっと、出雲の方が多そうでした。
今回のは、片方の爪が超でかい(おそらくオス)のが見れました!
出雲ビーチ イタボヤに住むホヤカクレエビの一種
午後からは住崎へ。
水中はまぁまぁ揺れてましたが、そんなに気にならなかったです。
こんな時期にとはずいぶん早い到着な気がするんですが、早くもこんなヤツが流れてきました。
ムスジコショウダイ
むちゃくちゃ小さかったです!1cmなかったんちゃうかな?
まぁ、こんなもの我ながらよく目に入ったもんです。
まぐれです。笑
住崎 ムスジコショウダイの極小ちび
明日も潜ります!
ほんじゃまた。
そうそう、串本フォトコンホームページで、実行委員会ブログがスタートしました。
毎週2回、各店持ち回りで更新していくので、今後はこちらも要チェックです。
串本海中フォトコンテスト公式ホームページ
http://www.kushi-photocon.jp/

ハンマーヘッドとマンタ!?

5月22日(土) 天気:晴れ 気温:24度 水温:21度 透明度:10m
昨日、ハンマーヘッドの群れ!おまけにマンタ4枚が現れたという浅地へ行ってきました。
潜る直前にそんな話を聞いたもんやから、テンションが自然と上がってくるでしょ~!?
でもでもでもでも、結果は、見れる訳ないやん!
やっぱりなぁ。
今日のゲストはこんな状況で、去年イルカの動画アップの時に一緒にいた人やったもんやから、よけいに期待してしもうたよ。
いやぁ~、でも、そんな状況見てみたいもんですねぇ。
見れた方は最高の一時だったことでしょう。
浅地スゲエなぁ。
北のトンネル
浅地 ブルーホール
イルカ男、50本達成
まずは最初の切り番!おめでとうございます!
50本おめでとう!
午後からはグラスワールドに潜ってきました。
写真のように、ハナゴイのオスが、ええ感じにヒレを広げまくってました。
この魚かっこええよ!
グラスワールド ハナゴイのオス!
明日は大雨強風予報なので、お休みとなりました。zzz

体験ダイビング日和

5月21日(金) 天気:晴れ 気温:26度 水温:23~26度 透明度:10m
昨日まで残っていた波も落ち着き、絶好の体験ダイビング日和となりました。
ビーチの水温は水面付近は26度まで上がっており、久々にフード無しで潜れました。
今日は体験ダイビングでした
今日の方は体験ダイビング2回目ということで、普通にCカード持ってる人みたいに上手でした(*^_^*)
ぜひこのままCカード取得講習までがんばって欲しいと思いました。
明日はガイドです!
ほんじゃまた。

今の海、むっちゃ楽しいよ~!

5月20日(木) 天気:曇り一時雨 気温:24度 水温:21度 透明度:20m
あ~、蒸し暑い蒸し暑い…。
こんな日はダイビングに限ります!
午前中はなんとか降らなかった雨も、午後からパラパラと降り出しました。
週末の遠征で体得した技の一部を早くも発揮できた!
イタボヤに住むテッポウエビの仲間!串本初確認です。
このロケーションはたまらんでしょ!
ぐはははは~ (^-^)
備前 串本初確認!ホヤカクレエビの一種
住崎では、ハダカハオコゼ
なんだかとっても目立つ丘に居ました。
なんでだろう?
住崎 ハダカハオコゼ!
今年は多い気がするケヤリ
串本、田辺などの南紀地方限定らしいこのケヤリ。
何度見ても、何度撮っても美しいですよ~!
ちなみに時期も限定なので、見たい方は急ぐべし!
住崎 相変わらず美しいケヤリ
クマノミの産卵も始まってた!
まだ綺麗なオレンジなので産んで間もない頃でしょう。
昨日のマツバスズメダイと言い、串本に一番多いナガサキスズメダイも巣作りが始まってるし、産卵行動が活発になってきた。
住崎 今季初確認!クマノミの卵
ゴールデンウィークに備前で初遭遇したプレウロブロンクス・マミラートゥスという、迷惑なくらい長い名前の巨大なウミウシが、今日は住崎で登場した。
サイズが違ったので複数いると思われます。
僕のカメラだと全身を入れるのが無理があるので、一部を切り取りました。
怪しいパープルがちょっとそそったりして。
ちなみに、全身はこんなん
住崎 プレウロブロンクス・マミラートゥス
今の海、むっちゃ楽しいよ~!
みんな遊びにおいでね。

一気に

5月19日(水) 天気:雨 気温:21度 水温:21度 透明度:20m
南寄りの風があり、海の状態はあまり良くない。
こんな時は駐車場の草刈り日和!と言うことで、雨が降ってたのにカッパ着て作業してました。
知らない人が見たら、なんで雨の日にわざわざと思うであろう。
さて、午後からはそんなに海は良くないのに、グラスワールドに潜りに行ってきました。
柏島行ったり、外海行ったりだったので、実に6日振りのメインエリアでした。
僕がいない週末にすごい綺麗な暖かい潮が入ってきたようで、そのおかげで海の中は一気に騒がしくなっていました。
簡単に言うと、今までイマイチだった水温が一気に上がったので、魚達も『待ってました!』と言わんばかりに産卵行動を開始したようです。
まずはコレ。
備前 マツバスズメダイの卵
マツバスズメダイの卵でした。
よー見たら、卵はもう目ができているステージでした。
それから、卵の世話をするオス。
時折、こうやって卵の近くに来て、胸ビレで卵を撫でます。
この行動は、卵に付く付着物を取り払う為とか、卵に新鮮な海水を送り込む為とか言われてます。
備前 卵の世話をするマツバスズメダイ
そして、僕は待ち遠しかったイトヒキベラもついに婚姻色バリバリで走りまわるオスが見れました~!!
しかもあちこちで~!!
今年こそは、全身がこの尾びれの色になった瞬間をばっちり撮りたいもんです。
写真は、最高潮に婚姻色が出てる状態ではなく、ちょっと中途半端な状態です。((+_+))
グラスワールド イトヒキベラの婚姻色
そして、セボシウミタケハゼの極小ちびも登場し始めました。
今日の子はオレンジのカイメンの上にいて、ちょっとあんたええとこおるやん~!みたいな。
グラスワールド カイメンonセボシウミタケハゼ
アカンアカン!一気に始まった生態行動。
乗り遅れんようにせな!
ほんじゃ、明日も海悪そうですが、行けそうやったら潜ります。

ピグミー捜索1回目

5月18日(火) 天気:晴れ 気温:24度 水温:21度 透明度:25m
さっそく、ピグミー捜索に行ってきたよ!
沖の吉右衛門へ行く船があったので、便乗させていただきました。
柏島で見たヤギを見つけてはライトを当ててじっくり探すという地味なダイビング。笑
結果は、ダメ~!でしたが、そんなに簡単に見つかっては逆に拍子抜けなので、まぁいずれということで。
しかし実は僕、ピグミーを串本でずっと意識してきたけど、ホストであるヤギを勘違いしていたんです。
それが今回の柏島で分ったので、大きな収穫となりました。
早いこと行っておけば良かったなぁ。
ここのポイントでは、ざっと1ダイブで15枚ほどそのヤギがあったので、次は浅地とかで探したいですね!
ピグミー発見までは時間の問題… でしょう!』
小さな声でぼそぼそと言います。(^u^)
さて、捜索中何気に目に入ったお初の魚がいたので証拠写真。
チゴハナダイと言うらしい。
住崎や備前でよく見かけるチビハナダイかと一瞬思いましたが、すぐに違うと分ったので撮りました。
沖の吉右衛門 チゴハナダイ
なんでも、深い所にしかいないハナダイの仲間だそうです。
すぐに引っ込まれたので、スーパートリミングしました。
ほんじゃまた。