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ブーツと100mmと減光フィルター

12月17日(水) 天気:雨のち曇り 気温:15度 水温:18度 透明度:10m
この前は足が寒かったので、今日は久々にブーツを履いてみました。
僕のはUGOの5mmブーツなんですが、まぁGULLが出してるミューブーツと同じです。
しかしまぁ、暖かかったです~。
足が寒くないだけでこんなにも全身が暖かく、一番寒いところで17度でしたが、70分潜ってても全然平気でした。
しかし、思いのほか浮力があって、足が浮いて浮いてしゃーなかったです。
ほんま、ドライスーツの時に足首に巻くアンクルウエイト欲しかったです。
そして、ブーツを履くと足が痛くなる…。
なんでか分かりませんが、僕はブーツを履くと足が痛くなるんです。
そして、ただ履くのがめんどくさいという理由で、基本的にウエット=素足。
めんどくさいし足が痛いけど暖かいのを取るか、快適に潜れる素足か…。
28歳にして大きな壁にぶち当たりました(大げさ)!!!!!
さて、今日はブーツを履いたと言うだけでなく、さらに100mm(借りもの)にチャレンジしてみました。
そしてさらに、減光フィルターってヤツも付けてみました。
何をしたかったのかというと、中層でフワフワ漂うイトマンクロユリハゼを、バックを黒で抜きたかったのです。
結果は…、ここに写真が無いという事は…、
コテンパンにやられたということです。汗
で、動かないコケギンポを撮ってみたり。
結局、コケギンポのように寄れる被写体なら、普段使ってる60mmとなんら変わらない。
まぁ、寄れない被写体とか、遠目からでもデカく撮りたいなら楽なんやろけど。
減光フィルターは、色飛びするような浅場ダイビングには向いていると思います。
個人的にはナイスアイテム。
コケギンポ
そして最後に岩をいじくっていたら出て来たおそらくシロヒゲセジロハゼ
シロヒゲセジロハゼ
おそらく同じような環境にいるオキナワハゼの仲間も見たいところです。
明日はテレコンバーター(またまた借りもの)にもチャレンジしてきます。
そして、浅場スズメダイ2008最終章(いま思いついた)を迎えるのです。


上出来な講習生の誕生

12月13日(土) 天気:晴れ 気温:15度 水温:20度 透明度:15m
講習2日目。
天気も、海況も申し分ないくらい良かった。
今回の講習生は飲み込みが良く、さらにマンツーマンということも手伝って、講習はスムーズすぎるくらい進んだ。
気分を変えて、今日はオレンジハウス前ビーチ。
ラストダイブへ向け、準備中の講習生。
ラストダイブ前の様子
ホバリングもピタッと止まってくれます。
ホバリング
そして帰りは、ここのサンゴをしっかり見てもらった。
もちろん、そこそこ中性浮力が取れないと、ここに連れて行くことすらできない。
サンゴと講習生
しかし上手かったなぁ。
僕の講習の時とは大違いです。笑
次はファンダイブでお待ちしております♪
おつかれさまでした。


久々の講習

12月12日(金) 天気:晴れ 気温:16度 水温:21度 透明度:5m
昨日は潜りに行く予定が、急に用事が出来て行けず、更新できませんでした。
さて今日から明日にかけ、オープンウォーター講習をやっています。
この時期にこの講習は少ないのですが、夏場とは違って海も空いてるし、のんびりとマンツーマンでやってきました。
体験ダイビングも経験済みの方なので、スムーズすぎるくらい進んでおります。
きっと明日は、かなり出来の良い講習生が誕生するでしょう。
ではまた明日。


ポカポカでんがな

12月10日(水) 天気:晴れ 気温:17度 水温:21度 透明度:20m
久々にポカポカと暖かい一日となりました。
今日はロンT一枚で久々に過ごせています。
こんな日にゲストに潜ってもらえたら最高やのに!って思いつつ、一人で備前に潜ってました。
まずは、12月2日のログにアップした幻のハゼのチェック。
またもや巣穴から出てなかったけど、エキジット前にもう一度行ったら出ていた。
しかしコンピューターがギリギリだったので、今回は撮影せず。
最初行った時に、ふと脇で吠えていたダテハゼ
頭上を通過するオグロクロユリハゼの小群が気に入らないらしい。
ヒレ全開で威嚇していた。
備前 吠えるダテハゼ
そしてアカホシカクレエビなんかを撮ったりして。
備前 アカホシカクレエビ
撮っている時は1匹しか見えてなかったのに、写真を見ると2匹が向かい合っている事にあとで気づいたムチカラマツエビ
最初からペアで向かい合っていると気づいていれば、もっと違う撮り方があっただろうに…。
しかしこの子、10月16日のログにも載せたけど、この子のいる場所によって色々と撮り方を楽しめるので面白い。
備前 ぐるぐる~
そして、最後に向かった岩でスミツキゴンベの幼魚に遭遇。
おそらく初遭遇だと思うので、個体数の少ない死滅回遊魚なのだろう。
備前 スミツキゴンベの幼魚
しかし、昨日のビーチは水温が18度だったので、3度も高いボートはいつもより快適に感じました。
ほなまた明日~!


サンゴの町くしもと

12月9日(火) 天気:雨 気温:16度 水温:18度 透明度:15m
しとしと雨の降る中、オレンジハウス前ビーチに遊びに行ってきました。
潜ってみて水温が18度になっているのを見て、それから急に寒くなりました。
もうそろそろ僕もドライスーツかしら…。
いやいや、ボートポイントはまだ20度以上あるので、もうちょいイケルかな。
みなさんもぜひロクハン買いましょう!!
さて、海の中はご覧のように透明度良好。
オレンジハウス前ビーチ テーブルサンゴ
串本と言えばサンゴ!というイメージが持たれているのに、サンゴのあるポイントがないじゃないか。
こう言う声を今まで何度も聞いてきましたが、いえいえ、サンゴはビーチの激浅にあります。
しかしボートが主流の串本だと、やっぱりなかなか機会がないという訳なので、2日間ある人は一日はビーチなんてのもありだと思いますよ。
それか、2ボート潜ったあとにいかがでしょうか?
さて、サンゴの隙間でちょろちょろしていたチョウチョウウオ達の中に混ざっていた子。
アミチョウチョウウオ
個体数はそれほど多くないので、ちょっと粘ってました。
オレンジハウス前ビーチ アミチョウチョウウオ
それから、真夏から相変わらずこの1cmサイズの子が見れているイチモンスズメダイ
水深1mで宝石のように輝くヤツです。
オレンジハウス前ビーチ イチモンスズメダイの幼魚
そして、幼魚の頃はイチモンスズメダイと非常によく似ているミヤコキセンスズメダイ
この子も1cmくらいの時に撮っておきたかったなぁ。
また来年の課題です。
オレンジハウス前ビーチ ミヤコキセンスズメダイ
最後に、エントリーエキジットを行う水路で産卵していたヘビギンポのペア
水温が下がると産卵する魚なので、これからは頻繁に見れる事でしょう。
よく見て頂くと、メスのお腹から産卵管がニョッキリ出ているんですが…。
オレンジハウス前ビーチ ベビギンポの産卵
見にくいね…、すいません。
他にはヒメユリハゼの小群なんかを見てたんですが、なかなか撮影距離に寄せてくれなかったのがなんとも悔しく、フチドリスズメダイの幼魚も前からいるんですが、これまたまったく寄れず。
しかしまた、それも楽しみの一つなんですけどね!
結局、むちゃくちゃ楽しかった1本だったので、潜水時間は100分にもなっていました。
予定では明日はボートに行ってきま~す。


モビング

12月7日(日) 天気:晴れ 気温:9度 水温:20度 透明度:15m
風向きが変り今日は凪となりました。
昨日からのゲストと、初ドライで串本も初めてというお友達を加えて潜ってきました。
1本目:住崎
本根の周り、今かなり魚影が濃いです。
さらに今日は一匹の大きなスジアラが本根に近寄ってきました。
すると周囲にいた、アカヒメジの群れ、クロホシフエダイの群れ、ウメイロモドキの群れなどが集結して、捕食者であるスジアラを力を合わせて追い払う「モビング」という行動が見れました。
その瞬間、目の前はすごい魚影に!!!
スジアラは最初アゴを使って『ガチッ』っと威嚇音を発し、その一瞬すべての魚はキビナゴの群れが散るようにたじろいだ。
しかし群れは一瞬にして再生し、果敢に向かうすべての魚に圧倒されたのでしょう、スジアラは1分ほどでその場を去って行きました。
なかなか面白い行動が見れた1本でした。
2本目:グラスワールド
今日の一枚。
グラスワールド スリバチカイメンとゲスト3人
スリバチカイメンの中に、キリンミノカサゴが入っていたので、
右の方…『あっ、キリンミノだ!』
左の方…『え~っと、強制発光にしてと』
奥の方…『ん!?なになに?』
こんな声が聞こえてきそうな光景ですね。笑
初串本だから、本人的には珍しい魚はいっぱい見れたのではないでしょうか?
ミギマキとか、シマウミスズメとか。
とにかく串本の普通種を見て欲しかったので、珍しいネタは一切なしでした。
さ~て、この超が付くほど寒かったのは今日までのようで、明日からはまた暖かいみたい。
ここのところ週末だけ荒れてるん、そろそろやめて欲しいですわ。苦笑


出た~!!!!!

12月6日(土) 天気:晴れ 気温:8度 水温:20度 透明度:15m
今日は思いっきり冬型だったので、西風ビュービュー!!
前日から須江に移動することが決まっていたのでした。
内浦ビーチ
出た~!!!!!
マ、マ、マ…。
内浦ビーチ でた~!!!!!!!!!
ただのトビエイです。
マンタやと思った人いた?
え!?いてないってか。笑
実はこんなに小さいんでした。
内浦ビーチ トビエイ2
今日からワイドレンズ導入です。
感想は、むちゃくちゃ良いです!!!
早くも一眼で使ってるZ240を、こちらでも使えるようにしたくなってきました。
あとは、アジの群れなんかも気持ち良かったよ~!
内浦ビーチ アジの群れ
明日は串本で潜れそうです。
ほなまた、明日~!


ワイドレンズ装着

12月3日(水) 天気:晴れ 気温:18度
ここ最近の中で今日は一番の暖かさでしたね。
なので、家の掃除や洗車などして、海に行かず過ごしてました。
そして、店に行ったら待っていたINONのワイドレンズが届いていた。
ワイドレンズ装着
今までマクロばっかしやったけど、これからはワイドな写真もここに載せていきますよ!
でも、ガイドスタイルは変わらず基本マクロっす。
海で使うのが楽しみや。


幻のハゼ

12月2日(火) 天気:晴れ 気温:16度 水温:22度 透明度:20m
今日もええ凪!天気も良くて洗濯日和となりました。
今日は備前~グラスワールドにかけて潜ってきたよ。
さ~て、いつのタイミングでホームページに載せようかためらっていたのですが、今日で3度目の確認となりました、とんでもなく珍しいハゼを紹介したいと思います。
それは、名も無い
オニハゼ属の一種!!
オニハゼ属の一種
知る限り国内では柏島でしか見つかっておらず、昔撮られた写真が、そのまま『日本のハゼ』で紹介されてます。
そう、図鑑で「向こうむき」に載っているハゼです。
たぶん、日本で2ヵ所目となる登場でしょう!
柏島の現地サービスさんのHPで紹介されていた内容によると、図鑑に載っている写真が撮られてから、次に発見されるまでが15年ほどかかったそうで、
現地で幻のハゼとされていたのだそうです。
その予備知識があったので、同じ串本でガイドをする先輩ガイドのHPにこのハゼが載っているのを見て、そりゃもう、椅子から落ちそうなくらいビックリした!
最初行った時はほとんど寄らせてもらえず、下の写真2枚を遠目から撮るのが精一杯でした。
下の写真2枚は、大幅にトリミングしてます。
でもね、全身出てたんやで~!
オニハゼ属の一種 全身
オニハゼ属の一種 全身その2
しかし同じ日の2本目行った時は、共生エビもせっせと穴掘りをしてくれ、かなり寄らせてもらえました。
それが、最初の写真です。
トリミング無しですよ~。
60mmですよ~。
そして、昨日はまったく巣穴から出て来てくれず、今日も見に行ったけど、すぐに引っ込まれた。
結局、接近できたのはたったの1回だけである。
このハゼだけを見に串本に来る方は相当なハゼ好きかも知れないが、その価値は十分にあると思います。
他にも今日はいっぱい見たけど、とりあえずこのホットなネタだけお届けします~。
ほな!


早いもので

12月1日(月) 天気:くもり 気温:14度 水温:22度 透明度:20m
今日から12月。
今年もあと一ヶ月ですね。
年末はみなさん忙しいのか、うちの予約状況はそれはもう寂しいものである…。
誰か僕を貸し切って遊びに来て下さ~い!!
そしてそして、串本フォトコンカレンダーは残りあと20部くらい。
まだゲットしてないゲストは早く来ないと無くなってしまいますよ~!
さ~て、今日はカメラ持って備前に潜ってきました。
昨日とは大違いにコンディションは良く、透明度も20mはあった。
狙いのハゼを度々見に行くも巣穴から出て来てさえくれなかったので、アンカー付近でうろうろしてました。
すると、久々のスミレヤッコなんかに出会い。
備前 スミレヤッコ
今年は多いんでないかい?って思う、ニラミギンポを撮り。
備前 ニラミギンポ!
そして狙いのハゼに行くも、やっぱり出ておらず。
辺りをうろうろしていたら、自分の巣穴の上に来るニシキオオメワラスボがとことん気に入らないらしく、怒りまくっているダテハゼを観察。
備前 ニシキオオメワラスボに怒るダテハゼ
何度か、噛みつきに行っていたが、その瞬間は撮れなかった。
最後に、ナガレハナサンゴに付くオランウータンクラブを見に行ったら、ペアになってた。
備前 オランウータンクラブ
毛むくじゃらの部分に茶色い付着物がたくさん付いているので、見た目はイマイチである。
こいつを見たらいつも強制的に脳裏を横切るフィカコリスシムランス。
今年こそは見つけたいぞ~!
って、あと残り一ヶ月やけど。苦笑
みなさんやり残したことはないですか~!?
早よせな、残りわずかですよ~。
明日も潜りに行くかも!?