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久々ですいません

3月1日(土) 天気:晴れ 気温:12度 水温:15~16度 透明度:10m
久々の更新となってしまいました。大変申し訳ございませんでした!!
ゲストがいなくても潜っている僕なんですが、嫁さんが「つわり」のため、3歳の娘の子守りをしなくてはならず、仕事以外ではまったく潜りに行くことができませんでした(仕事の時はおばあちゃんが家に来てくれる)。
休みの日も潜りたいのに潜れない。そんな状況です。
ちなみにこの状態があと2日で1ヶ月になろうとしています。
まぁ、もうじき「つわり」も終わるだろうとの事なので、ネタ探しや新たなガイドテクニック取得のため潜りを再開する日も近いはず!なので、もうしばらくお待ち下さい。
ちなみに第2子は9月下旬に生まれる予定です!
男かな~??、女かな~??今から楽しみですわ~。
で、今日はおばあちゃんに来てもらい、ゲストと須江に行って来ました。
残念ながら、串本エリアは強い北西の風でクローズでした。
1本目:ナギザキ
須江のボートポイント一押し(?)のナギザキ。実は初エントリーでした。
ここで初めて見た魚がバラナガハナダイ
キンギョハナダイのメスやん!ってほど似てましたが、よく見たら違うような…。
前半で見つけるつもりが見つけられず、最後の最後に現地のガイドさんに教えてもらいました。苦笑
少し前までは婚姻色バリバリだったそうで、なんともくやしいっす。
その他ハナダイ系もかなり充実。
スミレナガハナダイ♀、ケラマハナダイ♂♀、サクラダイ♂♀、フタイロハナゴイ…。
串本エリアでは超珍しいシマヒメヤマノカミも登場(僕は知らなかった)。
ナギザキ シマヒメヤマノカミ

たったの1ダイブですが、また潜りたいと強く思うポイントでした。
2本目:内浦ビーチ
やっぱり知ってるポイントに潜るのは落ち付きますね~。笑
今日のゲストにもハナイカをぜひお見せしたかったのですが、残念ながら遭遇できず。涙
でもでも、いつもの面々のダイナンウミヘビゴテンアナゴ
中層を見ればカマスの群れ群れ群れ!!!!!!!
もちろんめっちゃ楽しかったですよ。
今月でたぶんクローズするので、まだ味わってない方はぜひ須江もお勧めですよ。
写真はワカヨウジとゲスト。
これがまさに「ガン見」ってヤツでしょうね。笑
内浦ビーチ ワカヨウジと私。笑

さて、明日は串本エリアで潜れそうなので、ゲストと潜ってきます。
明日の更新もお楽しみに!

発進しました!串本生物図鑑

11月頃からコツコツとやりはじめた『串本生物図鑑』がいよいよ本日からスタートしました!
時間かかった~。笑
もっと簡単だと思ってたんですが、やりだすと大変やった。
専門家ではない、ただのド素人が作ったものなんで、間違いとかもきっとある!はずですが、その際はお知らせ頂ければ嬉しいです!
潜りに来て下さってるゲストの写真も使わせて頂いてますので、心当たりのある方は要チェックです。
より多くの方に串本の海を知ってもらえたらいいな。
http://www.marinestage.com/kushimoto/zukan.html
さらにこれからもドンドン種類を増やしていきますので、今後も楽しみにしてて下さい。

波あるけど楽しいで~す!

2月16日(土) 天気:晴れ 気温:7度 水温:15~16度 透明度:15~20m
冬型の気圧配置のため、コンディションの良くない日が続いております。
今日も1本目は問題ありませんでしたが、11:30分出港の頃には、けっこうな波があり、帰る頃なんかはさらにひどく、『早めに出港して良かったね~』なんて話しながら帰港しました。
でもでも水中に入ってしまえば、めっちゃ楽しいで~す!
1本目:グラスワールド
アカヒメジが気持ちいいくらい群れてます。
何百って数で見応えバッチリ!
グラスワールド 今が一番すごいかも!?アカヒメジの群れ!

先週は幼体でしたが、今回は育ったミカドウミウシ登場です。
20cmくらいだったかな。
グラスワールド でっかいミカドウミウシ

残念ながら、ウミウシカクレエビはいませんでした。涙
発見した瞬間、エビを期待してテンション上ったのになぁ…。
全身をあらわにして捕食した瞬間も見れたジョーフィッシュや、レアなヒオドシベラの幼魚、キビナゴの群れなどが見れました。
2本目:住崎
久々にイロカエルアンコウの登場です。
串本で見られるカエルアンコウの仲間はオオモンが多いので、イロが出ると嬉しいですね。
住崎 久々登場イロカエルアンコウ

ついでにオオモンも登場です。
住崎 ついでにオオモンカエルアンコウもいたよ

こちらも久々!ワニゴチも登場。
住崎 ワニゴチの目は美しい!?

70cmくらいある大きな魚ですが、僕はなんだかこの小さな目が好きです。
目の上にビラビラ(皮膜)があるのがコチの仲間の特徴で、ここで種類を見分けれることもあります。
備前ではついにピカチュウことウデフリツノザヤウミウシが出たそうなんで、住崎でも探してみたんですが、見つけられませ~ん。
もうきっといるんだと思うんですけどね。
そんな色々な出会い以外には、阪神タイガース模様のトラフケボリダカラガイ、ヤミテンジクダイ、タテジマキンチャクダイなどが見れました。
※3月8日から予定していたグアムツアーは、ツアー遂行人数に達せず、ポシャリました。涙
せっかくご予約を頂いた方には本当に申し訳ございませんでした。
また機会を改めて計画して行きますので、その時はまたよろしくお願いします!
なので、通常通り串本で営業します。

今日は須江へ

2月11日(月) 天気:晴れのちくもり 気温:10度 水温:16度 透明度:20m
本日も天気ともに海況も良く、休憩中は外の方が暖かいくらいでした。
そんな中、須江に遊びに行ってきました。
1~2本目:内浦ビーチ
予想外に透明度良く20mくらい見えてて気持ちよかったです。
アカカマスの群れはまだ健在で、今日も群れに巻かれまくってきました。笑
しかし、釣り人や他の魚に捕食されるのでしょうか、一時期より少し数が減っているようです。
内浦ビーチ カマスカマスカマス

今日はハナイカをゲット!
行くたびに必ず意識するのですが今年初の遭遇となりました。
ネオンのように動く独自のカラーは、ぜひみなさんにお見せしたい生物の一つです。
内浦ビーチ ハナイカゲット!

カミナリイカってのも、個人的には初遭遇でした。
ここらで見られるコウイカの中では最大級ではないでしょうか。
って言っても20cmくらいですけど。
前々回遭遇した日本最長のオナガウツボ
今日はタイヤの中で1匹づつ見られました。
めっちゃレアなのかと思っていたのですが、そうでもないのかな?
その他、水温の低い時にしか見れないマトウダイはいっぱいいるし、ミジンベニハゼのペアも穴から顔を出しててかわいかったし、あちこちにいるゴテンアナゴやダイナンウミヘビ、オドリカクレエビやホンカクレエビの一種。
岩場では個人的にもお気に入りのオオウミシダトウマキクリムシ、チョウハンの幼魚、ムレハタタテダイ、ハナゴンベ、ホウセキキントキなどが楽しませてくれました。

ヒット!

2月10日(日) 天気:快晴 気温:10度 水温:17度 透明度:15~20m
昨日とは打って変わって、お天気にも恵まれ透明度も回復!気持の良いダイビングができました~!
1本目:住崎
久しぶりにイソバナカクレエビ見つけました。
ほんとはイソバナガニ探してたんですが、なんともうれしい出会いです!
近くにはウミグモも居て、異色ペアと言った感じでした。
住崎 イソバナカクレビ

相変わらず見られているフリソデエビは何度見ても巨大で、今日のゲストは『でっか~』って水中で言ってるのがモロに聞こえました。笑
個人的にはイシモチ系もヒット!(イシモチなんかどうでもいいって言われそうで怖い。笑)
スジイシモチウスジマイシモチヤミテンジクダイ
ヤミテンジクダイは穴の奥過ぎて撮影不可能でした。
住崎 スジイシモチ

住崎 ウスジマイシモチ

その他、キイロウミウシ、コロダイの群れ、ガラスハゼ、バライロマツカサウミウシ
2本目:グラスワールド
ミカドウミウシの幼体がめっちゃキレイでした。
グラスワールド ミカドウミウシの幼体

大きくなって巨大なヤツも見ごたえありますが、幼体の配色は絶妙!
カエルアンコウリクエストなのに昨日からハズシっぱなし。涙
前々からいる黄色のオオモンカエルアンコウだけはお見せできると思ったのに、今日はおらんし。
リクエスト受けてない時はパコパコ見つかるのに…。
まぁ、人生そんなもんですね。笑
その他、久々に見に行ったジョーフィッシュや、アカヒメジの大群、単独で泳ぐブリ、キビナゴの群れ
3本目:サンワ前ビーチ
今日は元気に3本行って来ましたよ~!
ポイントもなんと一年半ぶりのサンワ前です。
サンワ前ビーチ フクロノリの世界

色とりどりで豊富な種類のサンゴ、真っ白できめ細かい砂。
なんだか泳いでるだけで気持ち良かったです。
写真はフクロノリの草原ですけどね。
気になる生物も、フタスジリュウキュウスズメダイ、シチセンスズメダイ、オジロスズメダイ、サラサハゼ、アカエイ、ミドリアメフラシ、ストーカーしてくるコモンフグ。
とにかく良かったよ。
ぜひぜひ、リクエスト下さいませ。
明日は海況が悪いとかじゃないけど、須江行って来ま~す!
明日の更新もお楽しみに。

今日から三連休!

2月9日(土) 天気:雨 気温:11度 水温:16~17度 透明度:10m
今日は寒かったですね~。
大阪は雪が降っていたそうで。テレビ見てびっくりでしたよ。
そりゃこっちも寒い訳ですわ。
海の中は快適ですが、船の移動が…。苦笑
船上に温泉でもあれば最高なのに!といつにも増して思ってしまうほどでした。
1本目:備前
透明度はイマイチ!この時期にしてはあまりない濁り方でした。
そして水温は17度。やっぱり、ヤシャハゼやホタテツノハゼは出ておりませんでした。
どうやら18度くらいを境に、出る出ないがあるように思います。
しかしながら、手前にあるアザハタの根では、カシワハナダイ、ケラマハナダイの婚姻色が今日もバリバリで、『うぉ~!撮りたい!』って衝動に刈られます。
フタイロハナゴイもずいぶん成長して、住崎の深場で見られるほどのサイズになりました。
ここは、アザハタとイシモチの群れももちろんですが、ハナダイも熱いのです。
アンカー付近では新たなアイドルとなっているツバメウオの若魚や、相変わらず居ついているジャパニーズピグミーシーホース、ひょうきん顔のマツバギンポなどを見て楽しみました。
備前 ひょうきん顔のマツバギンポ

2本目:オレンジハウス前ビーチ
マリンセンター前ビーチ同様、こちらもフクロノリが生い茂っていました。
水底の砂や岩場が見えないので、生物が探し辛いのですが、逆にこの時期ならではの景色なので楽しんできました。
夏よりもずいぶん魚が減ってしまうのですが、そんな中でもまだ死滅回遊魚達の姿もたくさん。
例えば…、アケボノチョウチョウウオ、スミツキトノサマダイ、トノサマダイ、シマタレクチベラ、クロベラ。
しかし、動きが鈍いように感じます。
何かを求めて70分も潜りましたが、特に新たな生物の発見はありませんでしたが。
ただただ、冬の景色は堪能できたかな。笑
明日の更新もお楽しみに!

2008年第一号

2月3日(日) 天気:雨のち曇り 気温:10度 水温:16~18度 透明度:10~15m
昨日の続き、オープンウォーター講習でした。
今日は、中性浮力の練習の基礎となるホバリング、水中器材脱着、水中ウエイト脱着、マスク脱着、コンパスナビゲーション、エア切れの対処方の数々などなど…。
雨も降り昨日より寒さは増しましたが、僕らは燃えてましたよ。笑
そんなこんなで、2008年第一号のオープンウォーターダイバーが誕生しました。
おめでとうございます★

車好きの中村さん!お疲れ様でした。
次回はファンダイブでボートに行きましょう♪
ありがとうございました~。

今年最初のオープンウォーター講習

2月2日(土) 天気:くもり 気温:8度 水温:16度 透明度:10m
とうとう2月になりました。
2月と言えば一年でもっとも水温の下がる時期ですが、夏場では味わえない透明度が待っています。
そして夏場では見られない生物の数々。
ぜひぜひ寒さに負けず(?)遊びにいらして下さい。
そんな一番寒い時期に、今年最初のオープンウォーター講習を行なってきました。
ビーチはなんと16度!
しかしそれなりの服を着込み、ドライスーツならモーマンタイです。
講習生は10分間立ち泳ぎを行なった後、暑い!とおっしゃっていました。笑
明日もがんばりましょう。
ビーチは冬ならではのフクロノリが生い茂っていました。
この時期しか見れない景色ですので、とっても新鮮でした。
そうそう、マリンセンター前ビーチのスロープが新しくなりました。
開通して初めて潜りに行ったのですが、前よりも幅が広くなり、降りる人と上る人が交差できるようになりました。
これはうれしいですねぇ!
ではでは、明日も講習行なってきます。
あっ、明日節分や。

クロホシイシモチとアザハタは共生関係

1月26日(土) 天気:晴れ 気温:7度 水温:19度 透明度:15~20m
朝店に行くと、器材洗い桶の表面がうっすらと氷っていました!!
間違いなく今年に入って一番の冷え込みでした。
しかし、日中は日が差しホカホカ。透明度も良かったので快適でした!
1本目:住崎
カメ狙い見事的中!
って、ゲストが先に見つけてくれたんですが。笑
前回見たのと同じ子でした。
いつもこうやって居てくれればいいのにな~。
住崎 アオウミガメと記念撮影!

アザハタの根(備前の北)でいた時、いきなりアザハタが俊敏な動きを見せたので、何事かと目で追っていると、口をパクパクしている隙間から、クロホシイシモチの姿が見れました。
クロホシイシモチとアザハタは共生関係にあるという事は、みなさんご存知でしょうか。
クロホシイシモチはアザハタと居ることで外敵から身を守っています。
一方、アザハタはクロホシイシモチを守りながら、食べたい時だけ食べています。
クロホシイシモチにとっては、アザハタと居る方が食べられる数が最小で済むのでしょうね。
2本目:イスズミ礁
ボートから水底までくっきり見えるほど、抜けていました。
一本目の住崎よりは明らかに綺麗でした。
やっぱ冬はこうでなくっちゃ。
葉っぱのフリをしているのでしょうか。
いつもゆらゆら、ひらひらしているホシテンス
身体は擬態できてるんだろうけど、びよ~んと伸びたヒレは、何の擬態だ?
逆に目立ってませんか?笑
イスズミ礁 ホシテンス幼魚

ウミウシ探しをしましたが、今日はニシキウミウシ×2のみでした。
伊豆に行っていたからしょうがないんですが、何年かぶりにニューギニアベラの姿を見ました。
ゲストの反応はきっと薄いので特にアクションは起こしませんでしたが、体の奥で密かに燃えましたよ。
その他、カゴカキダイ群れ、アサドスズメダイ幼魚、モンスズメダイ幼魚、ハナミノカサゴ、ベラギンポ、オトメハゼ
イスズミ礁 透明度いいっすよ~!

水が良いのでとにかく気持ち良かったです。

初遭遇!ツノカサゴ

1月24日(木) 天気:晴れ 気温:7度 水温:16度 透明度:10~20m
天気予報通り、西風が強く海は大荒れ。
ってことで、波を避け内浦へ行って来ました。
1~2本目:内浦ビーチ
この海には毎回と言っていいほど、個人的に初物の生物に出会わされます。
今日の初生物が「ツノカサゴ」でした。
「日本の海水魚」では稀種とされている魚!前々から見てみたかったんです!
内浦ビーチ ツノカサゴ

そして、この海では頻繁に見るけど、他の海では見たことのないメジロダコ
貝殻を持ち歩き、僕らが近付くと貝殻で身を隠そうとしていました。
『なんて頭の賢いヤツ!』
内浦ビーチ メジロダコ

浅瀬ではカマスの群れがまだまだ健在で、正月よりも数が減っているように感じましたが、
それでも大迫力でした。
内浦ビーチ 頭上カマスがトルネード!

他には、ミジンベニハゼ×4、ニシキフウライウオ、ハマフグ、トゲカナガシラ、ホウボウ、インドアカタチ、マトウダイ×いっぱい、ゼブラガニ
車でたった10分の移動で、これだけ違う生物が見れる串本の海。
魅力的です!