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5月16日(水) 天気:くもり 気温:21度 水温:18~21度 透明度:5~7m
オープンウォーター講習2日目と、アドバンス講習2日目でした。
天気は曇り空でしたが、海は一日穏やかで、久々のベタ凪となりました。
今日も僕はアドバンス担当です。
1本目:ディープダイビング
西の砂地に降り、ディープダイブの講習を行いました。
ディープ講習でやることと言えば、まずは【深度の確認】【無限圧潜水可能時間の確認】。続いては【色彩の確認】。赤は黒っぽくなり、ピンクは紫っぽく見えるなどを実際にライトを照らした状態と、そうでない状態を見比べて頂きます。
最後に持っていった空のペットボトルのへしゃげ具合を見てもらい、今度はフタを開け海水で容器を満たします。
今度はそこにレギュレターから空気をそそぎ込み、空気が海水の約半々になった状態にしてフタを戻します。
さて、このペットボトルを陸上に持って上がり、一気にフタを開けるとどうなるでしょう?
ペットボトルの中は今日の例で言うと20mでフタを開けたので3気圧。
陸上は1気圧。一気に気圧が3分の1まで下がります。
この時点でペットボトルは中の空気が膨張しているのでカンカンに張ってます。
その状態から一気にフタを開けると……プシュっと炭酸飲料を開けた時のような音が鳴ります。
そして!!!海水の部分に注目です。
海水内に溶け込んでいた空気の気泡が一気に膨張しますので、急に気泡が生じ、小さな泡が上に上がっていくのが目でお確かめ頂けます。
ここで一言。
『これは僕たちの体の中でも同じ事が起こるんですよ。血液や組織の中で、その水圧に応じ溶け込んでしまった窒素が、急浮上するとこうやって気泡化するんですよ。これが減圧症の例なんです。』
講習生の反応は『へ~』とか『なるほど』とか。苦笑
これは富戸店の桑原に教えてもらったのですが、けっこう分かりやすくて良いと思っております。
こんな事をディープ講習でいつもやっているのでした。
2本目:ドライスーツ
まずは陸上でしっかりと操作の説明をして海へ。
ドライの中のエアを抜く姿勢、足に空気がたまった時の対処法など、やる事がウエットと違って多くなる訳ですが、昨日からのゲストはわりとすんなり、というか初ドライというのに上手でした。
ちょうど冷たい潮が入ってきていたので、1本目のウエットが相当寒かったようで
『ドライスーツ最高っ!!』
なんて言ってましたよ。笑
確かにドライは慣れるととても良いスーツです。
まだ未経験の方はぜひお試しに来て下さいね。
3本目:フォト
カメラの操作は陸上とは特に変わりませんが、陸上と違うのがまず体が安定しにくいこと。
体の固定の仕方から始まり、強制発行や発行禁止などのストロボの使い分け、マクロモードの利用、被写体までの距離。
色々ありますが、そんな事を説明して海に行ったものの、充電がすぐにヤバくなって赤点滅し始めてきました。苦笑
ちょっと思うようにじっくり撮る時間が無かったけど、今回の事を次回に生かして頂ければ上達すること間違いなし!です。
さてさて、そんな熱の入った3ダイブ中に出会った生物をざっくりご紹介。
ピカチュウウミウシ、ジャパニーズピグミーシーホース、ジョーフィッシュ、ムラサキウミコチョウ、イロカエルアンコウ、オオモンカエルアンコウ、アオウミガメ……。
こうして2日間のアドバンス講習が終わったのでした。
さらに、一緒にお越し頂いてたオープンウォーター講習のお二方も、無事講習を終えダイバーの仲間入りとなりました。
『みなさん、お疲れ様でした!おめでとうございます』


Comments

    まー

    ディープのペットボトルの実験面白いなあ。
    ファンダイブでもやって見せたら、勉強になって、
    面白いかも?
    勉強になりました!
    あと、2週間ですね。よろしく。
    もう少し水温あげて、待ってて下さいね~。笑

    Reply
    かっつん

    えらい亀レスですみません。
    ペットボトルやってみて下さい。
    トリビアみたいに『へ~へ~』ってなりますよ。
    しかし持って行くのがけっこうな浮力になって手間ですけど。笑
    あともう少しですね!

    Reply

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