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ピカチュウベイビー

6月9日(土) 天気:雨 気温:19~21度 水温:18~22度 透明度:10~15m
朝方は大雨でしたが、日中はシトシト程度でした。
やはり雨となると少し水中は暗くなりますが、透明度はまずまずでしたよ。
しかし、一時期良い潮が入って来ていたんですが、また少し濁った冷たい潮が入って来ています。
1本目:グラスワールド
とっても小さくてかわいいピカチュウウミウシがいました。
そのサイズ約5mm。
またコインと一緒に撮影です。
グラスワールド ピカチュウちっちゃ!驚 

どう?めちゃくちゃ小さいでしょ。
ジャパニーズピグミーシーホースを探していたらいたんです。
そして、何度も言っていますが、魚たちの産卵行動が活発になっています。
ニシキベラ、ナガサキスズメダイ、ソラスズメダイ、クマノミ、イトヒキベラ、カワハギ……。
普段見られている何気ない魚ですが、この時期にしか見せない行動や体色など、普段との違いを見ると魚社会が見えてくるような気がします。
みなさんも少し足を止めて、魚達を観察し見て下さい。
きっと今なら面白い行動が見れますよ。
その他、ジャパニーズピグミーシーホース×4、メジナの群れ、ジョーフィッシュ、ツユベラ幼魚、ハナゴンベ幼魚
2本目:備前
備前のハゼワールドの中に、イボハタゴイソギンチャクがあります。
そこにはクマノミとミツボシクロスズメダイ、さらにイソギンチャクエビとオドリカクレエビまでもが住んでおり、とても賑やかなことになっています。
タイミングが合えば、オドリカクレエビがクマノミを掃除してるシーンなんかに出会えたり、はたまたウツボなどの来客者が来ていたり。
最近のお気に入りです。
備前 クマノミと共生するオドリカクレエビ

もちろんハゼ達もばっちり見てきました。
ネジリンボウ以外は。苦笑
エキジット前にアンカー横の根でオオモンカエルアンコウの幼魚が見れました。
一か月近く前に見たきり一度も見ていなかったので、久々って感じです。
備前 オオモンカエルアンコウの幼魚

その他、アザハタ&クロホシイシモチの大群、タテジマキンチャクダイの幼魚、オランウータンクラブ×2


アオリイカの産卵

6月8日(金) 天気:晴れ 気温:20~24度 水温:20~23度 透明度:10~15m
気持ちのいい晴れ!海も凪いでる!
まさに、『最高です』
1本目:住崎
久々に住崎のエビ根(浅い方のブイ)からエントリー。
と言うことは、アオリイカの産卵狙いです!
今はアオリイカの産卵シーズン真っ最中な訳ですが、実は言うと僕はまだ今シーズンに入って一度も産卵を見ていません。
産卵狙いでサンビラに潜るも、いつもタイミングが合わず見れないという結果が連発しました。
そりゃあもう、今日は期待に胸膨らませて行きましたよ~!
なぜかと言うと、今、この住崎での目撃情報が多発しているからです。
産卵場所まで一気に泳いで行ったその時……!!
『……………。』
またハズレでした(ボソボソ)。
卵はしっかりありましたが、残念ながらイカの姿はまったくありませんでした。
あまりに期待していたのでかなりガッカリしましたが、これもまた自然の事ですから。
と、自分を納得させるのでありました。笑
アオリイカは見れなかったけど、今日は面白いウミウシを見つけました。
伊豆ではよく生えているジュズエダカリナというカイメンがあるんですが、そこに住むアオサメハダウミウシにそっくりなヤツがいました。
その名もミナミヒョウモンウミウシ。
いや、もしかしたら名前が変わったのかも分りません。
分かりますか?この擬態。
素晴らしすぎて感動すら覚えました。笑
カイメンの右側に着いているのがウミウシです。
ちなみに上側が触覚です。
住崎 ミナミヒョウモンウミウシ

その他、ヒメギンポ、マダライロウミウシ、スミレナガハナダイ、タテジマキンチャクダイ。
2本目:イスズミ礁
予想だにしない事が起こりました。
なんと、一本目に大外しだったアオリイカの産卵がイスズミで見れたんです。
まったくこのポイントはマークしていなかったので予想外のラッキー!
個体数は少なかったけど、メスを取り合うオス同士のバトルから感動の産卵まで!!!
『ばっちり見れました~!』
グラスワールド アオリイカの群れ

写真はまさに目の前でメスが卵を産んでいる瞬間です。
左の大きい方がオスで、この瞬間オスは周囲の警戒にまわっています。
上手く近づけば、手が届きそうになるくらいの距離まで近寄れます
そして、目の前でバンバン卵を産んでくれたり、オス同士が喧嘩してくれたり、交接の瞬間が見れたり!!
今日は少なかったですが、当たれば何十って数のイカが目の前で……。
このようなドラマを見たい方はぜひ早めにお越し下さいね。
その他、ゾウゲイロウミウシ、コガネミノウミウシ、イソバナガニ。


ニシキイトヒキベラ

6月6日(水) 天気:晴れ 気温:19~26度 水温:21~24度 透明度:15m
暑い!日差しが暑いです!
特にエントリー前が暑くてたまりません。
エキジット後もすぐにスーツを脱がないとやってられないくらいの日差しでした。
もう、夏ですね。
さて、そんな夏の日差しの中、久々のオニヒトデ駆除に参加してきました。
透明度15m、水温は21~22度と良好でしたよ。
せっせ、せっせとオニヒトデを網に入れ込んでいると、眼の前でいきなりニシキイトヒキベラのオス同士が見事な婚姻色を出して争っているではないですか!!
おぉ!美しすぎますこのカラー!
オス同士がメスを奪い合っていたのか、はたまた縄張り争いをしていたのか、近くで数匹のメスも確認できました。
おっといけません。ついつい魚を見ると手が止まってしまいます。笑
10分くらいニシキイトヒキベラに拘束させられてしまいましたが、結果は網がいっぱいになるくらい捕りました。
船に持って上がると、『わぁ~、いっぱい捕ったね~』なんて言われたので、まぁまぁ捕った方だったようです。
結果は6人で約200匹でした。
駆除も頑張っていかなやけど、写真撮りたかった~。涙


透明度30!!

6月3日(日) 天気:雨 気温:17~19度 水温:20~24度 透明度:20~30m
水温20度の綺麗な潮が入って来ました~!!!
ちょっと昨日よりは冷たかったですが、久しぶりのかなりキレイな潮に大喜びです!
30mは見えてましたよ。
1本目:備前
今日のリクエストもハゼでしたので、ハゼワールドに行ってきました。
ヒレナガネジリンボウ、ホタテツノハゼ、ヤノダテハゼ、ホタテツノハゼ属の一種3ペア、ミナミダテハゼ、ヤシャハゼ。
さらに、新たな所でネジリンボウの姿も見られました。
ヒレナガネジリンボウに比べ、ネジリンボウの方がここでは比較的少ないです。
さらに、昨日の更新で書き忘れたのですが、先日見つけたホタテツノハゼの背びれが欠けていることが判明!
背びれをぐい~んと広げても、なんかおかしい。苦笑
トレードマークの大きな背びれが、なんともかわいそうなことになっています。
備前 ホタテツノハゼに接近中

写真はホタテツノハゼをじっくり撮っているゲストです。
透明度の良さが伝わるかな?
その他、オドリカクレエビ、キビナゴ大群、アザハタ&クロホシイシモチ。
2本目:グラスワールド
ジョーフィッシュの口内保育中の写真も狙いの一つだったんですが、タイミングが合わず、二度行きましたが彼は捕食態勢にずっと入っていたのでした。
これはもう待ってもしょうがない!ってことで、逆に捕食シーンをじっくり見てきました。見てきた?食べてもらった?
ジョーフィッシュの捕食シーンを見たい方はリクエスト下さいね。
間近でお見せできますよ。
只今、住埼でも現れていますが、グラスワールドでもハナゴンベがいました。
かなりおすすめのサイズですよ!めちゃキレイでした。
グラスワールド ハナゴンベの幼魚

久々にヒレナガカンパチの群れにも遭遇!というか、ゲストに教えてもらいました。苦笑
中層にも気を向けないと見逃してしまいますね。
その他、オランウータンクラブ、クシナシイロウミウシ、ジャパニーズピグミーシーホース×2、カゴカキダイの群れ。
今の串本は、ワイドあり、マクロあり、透明度良しと最高なので~す!


キター!!!

6月2日(土) 天気:くもり時々晴れ 気温:18~22度 水温:22~24度 透明度:10~15m
いい潮が入ってきました~!!!
エントリー前に船の上から見るだけで海の色の変化に気づきました。
期待に胸膨らませて『ドボンっ』
『青~~~~~~い!!!』
透明度もアップ!!さらに水温も高くなって、水底22度、水面24度でした。
これはもう快適すぎますよ。
1本目:備前
今日のお客様はハゼ大好きなので、ハゼワールドまで行ってきました。
そして、いつもの人気ハゼ達、ヤシャハゼ、ホタテツノハゼ、ホタテツノハゼ属の一種3、ヤノダテハゼ、ヒレナガネジリンボウ、クビアカハゼ。
撮るものが多すぎますよ!!
粘りすぎて一本目からデコストップが出そうでした。
いかんいかん。
備前 ヤノダテハゼ0602備前 マツバギンポ

アンカー横の根のトップではマツバギンポが見られています。
2本目:グラスワールド
今日は新たなベニカエルアンコウを発見。
2cmくらいかな??
グラスワールド ベニカエルアンコウの幼魚

最近カエルアンコウが多いように思います。
ここのポイントで久しぶりにピカチュウを見ました。
これがまたかわいいサイズで、ちょっとうっとりしましたよ。
ヤマブキハゼ×2、ジャパニーズピグミーシーホース×2、イロカエルアンコウの成魚、口内保育中のジョーフィッシュ、黄色のジョーフィッシュ、オランウータンクラブ。
見るものが多くて楽しいっ!
あっ、そうそう。
今シーズンに入って初めてクマノミの卵が確認できました
卵を守る親は周りをすごく警戒するので、少しでも卵に顔を近づけようものなら、マスクをカツカツの突いてきます。
ちょっと見せて欲しいだけなんだけど、クマノミにとっては人間は驚異なんでしょうかね?
脅かしてすいませんでした。
明日の海が今から楽しみでなりません。


水温上昇

6月1日(金) 天気:晴れ 気温:17~22度 水温:21~22度 透明度:10~15m
先週の日曜から不覚にも風邪をひき、久々の海となってしまいました。苦笑
今日潜ると……、なんと水温急上昇!!!
前までは水底19度だったのに、一気に2度上昇の21度。水面では22度と表示されていました。
『おぉ~!暖かい~。ナイスナイ~ス!!』
去年はこの時期23度あったので、去年に比べると少し上昇が遅ようですが、これだけあれば十分!
快適に潜れる水温になってきましたよ。
1本目:グラスワールド
浅瀬のサンゴ地帯へ足を延ばしてきました。
水温が上がって来たからか、ソラスズメダイが前よりも多く感じました。
シコロサンゴなどの美しいサンゴゾーンにブルーの体色がとても目立っていました。
グラスワールド サオトメシコロサンゴの群生

残念ながら、少し期待していたアオウミガメには会えませんでしたが、正直ここはサンゴだけで十分です。
串本に来たならこのエリアは外せませんよ!!
2本目:住埼
ピカチュウウミウシが見たいとのお客様でしたので、北のエリアを探しました。
前半では『あっ、いないかも……』と、ちょっと不安になりましたが、後半戦で無事3個体確認できました。
喜んで頂けたので良かった良かった。
他には、卵を守るガラスハゼ、ハナゴンベ幼魚、カゴカキダイの群れ、アジアコショウダイなどが楽しませてくれました。
明日はがっつりハゼの予定です!
さて、みんな巣穴から出てるかなぁ~!?笑